岩瀬酒造株式会社

海外展開を決めたきっかけは、コロナ渦での国内売り上げの減少でした。香港や台湾では日本酒の人気があり、パリ市場にはまだ伸びしろが感じられました。海外展開の際の課題として、認知度の低さが挙げられます。しかし、商品の魅力を知ってもらえば気に入ってもらえるとの確信があり、ブランディングに注力してきました。当初、EC サイトは国内向けのみでしたが、ホームページに英語を追加し、日本語・英語両方での掲載を開始。日本酒の飲み方も丁寧に説明し、海外のお客様への対応を強化しています。今後は香港、台湾での認知度を更に上げつつ、フランス以外の欧州、またドバイ等フロンティア地域への展開を考えており、PR 方法を模索中です。

インドの知人に主力商品「岩の井」を紹介したところ、高評価を受け、インドへの展開も目指すこととなりました。オンライン商談やSNS を活用し、ホームページも英語で配信を開始。これにより、海外へ「岩の井」を周知しています。さらに、千葉ブランド農水産物・食品輸出協議会との連携や、海外コーディネーターとの面談、専門家に同行いただいてのフランスでの展示会出展など、ジェトロおよび他機関との協力を深めています。また会長の人脈を活かし、米国やドバイでの海外イベント出展の打診も進行中です。コロナの影響下でも、専門家の支援を得てオンライン商談を積極的に行い、世界に「岩の井」の魅力を伝え続けています。