ホテル・レストラン向け展示会「ABASTUR」開催、ジェトロ支援で日系企業4社も出展
(メキシコ)
メキシコ発
2026年09月07日
41回目となるホテル・レストラン・カフェ(HORECA)向け展示会「ABASTUR 2026
」が、8月26~28日の3日間にわたりメキシコ市で開催された。本展は「ホスピタリティーの扉」をコンセプトに掲げ、3万平方メートルの展示スペースに国内外から600社を超える企業が参加し、約2万人の業界関係者やバイヤー、意思決定者が来場した。
食材や厨房(ちゅうぼう)機器などの展示にとどまらず、店舗運営の効率化、データ活用、サステナビリティーなど、HORECA業界の多岐に及ぶ商材を扱う企業が参加した。期間中に開催された「The Hospitality Summit」では、観光戦略、人材育成、メニューエンジニアリング、おもてなしの知見などが議論された。
会場の様子(ともにジェトロ撮影)
メキシコ国外からは、トルコパビリオンが設置されたほか、米国、イタリア、中国など各国からも企業が出展した。日系企業では、ホシザキやパナソニックが業務用冷蔵庫や電子レンジなどの厨房機器を展示したほか、商用車メーカーのいすゞ自動車が出展した。加えて、ジェトロはグローバルキャラバン事業の一環として、キッチンウエア、厨房機器、靴下を扱う日本企業および現地代理店4社(注)の出展を支援した。参加した日本企業からは、「現地の販売ルートを発掘できた」「自社商品の価格帯や現地での反応を実際に確かめることができた」など、新規市場開拓へ向けて前向きな声が寄せられた。
また、ジェトロブースを訪れたホテル関係者、カフェ・レストランのオーナー、シェフ、およびアジア製品を扱うインポーターなどの来場者からは、日本製品の品質や耐久性を評価する声が聞かれた一方、価格や供給体制に関する質問も寄せられた。メキシコ市場では日本製品に対する高い信頼がみられるものの、中国や韓国をはじめとするアジア各国製品との競争激化や、価格競争への対応が課題として挙げられた。今後、日本企業が販路拡大を図る上では、品質や機能性といった強みに加え、市場ニーズに応じた価格設定や販売体制の構築が重要になるとみられる。
次回の「ABASTUR 2027」は、2027年9月1日から3日の日程で開催が予定されている。
4社が出展したジャパンブース(ジェトロ撮影)
(注)ジェトロが支援した4社(かっこ内は主な出品製品):服部工業(業務用炊飯器)、ユイ(靴下)、Unisol〔包丁、ナイフ、砥石(といし)〕、ヨシカワ(鍋、フライパンなど)。
(深澤竜太、ネイサ・クリオージョ、南智恵美、菊池真緒)
(メキシコ)
ビジネス短信 ff47b06f2abbc792





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