上半期の対内直接投資は前年同期比31.1%増

(コロンビア)

ボゴタ発

2026年09月17日

コロンビア中央銀行が9月1日に発表した統計によると、2026年上半期(1~6月)の対内直接投資額(国際収支ベース、ネット、フロー)は前年同期比31.1%増の81億3,800万ドルとなった。業種別では、金融が52.3%増の23億9,400万ドルと最大、次いで石油が2.6%増の14億6,700万ドル、製造業が31.8%増の14億3,700万ドルとなった。一方、減少したのは、鉱業(石炭を含む)の49.8%減、建設の43.4%減、公共・個人サービスの16.3%減だった(添付資料表1参照)。国・地域別では、構成比最大の22.7%を占めるパナマが約2倍の18億4,900万ドル、米国は1.9%減の17億5,900万ドルとなった(添付資料表2参照)。

対外直接投資(国際収支ベース、ネット、フロー)は、13億9,000万ドルで前年同期比67.1%減となった。業種別では、製造業が39.2%減の15億2,500万ドル、電気・ガス・水道が36.1%増の3億4,600万ドルとなった。国・地域別では、全体の73.3%を占めるコスタリカが38.4%減の10億1,900万ドルとなった。

上半期の主な対内直接投資案件としては、アルゼンチン発祥のメルカド・リブレ(Mercado Libre)が3月に6億ドルの投資を発表した。マーケティング、物流体制の強化、人員拡大、および現地事業の強化に充てられる。この投資額は2025年比で27%増、2024年比で58%増となる。

一方、主な対外直接投資案件としては、6月にグルポ・ヌトレサ(Grupo Nutresa)が、スペインの投資会社であるビア・カリナリー・アンド・スナックス・インベストメンツ(Bia Culinary and Snacks Investments)が保有する、エクアドルの菓子メーカー、ユニバーサル・スイート・インダストリーズ(Universal Sweet Industries)の全株式を取得するための売買契約を締結した(取得額は非公表)。同社は、カカオ加工品や菓子製品の製造を主力事業としており、2025年の売上高は約4,500万ドルだった。

2026年9月11日付の地元メディア、エル・ティエンポ(El Tiempo)は、クレディコープ・キャピタル(Credicorp Capital)の最新の四半期マクロ経済レポートを引用し、規制面の不確実性が後退したことで、これまで政治的な不透明感から見送られていた戦略的セクターの投資案件が再開される可能性が高まっていると分析している。また、大統領選挙後には企業による業況感および投資見通しも改善している、と報じた。

(木村香菜)

(コロンビア)

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