シンガポールの二輪車新車販売で中国メーカーが猛追、4社がトップ10入り、陸運庁月次統計
(シンガポール)
シンガポール発
2026年09月18日
シンガポール陸運庁(LTA)の最新月次統計「二輪車メーカー別新車登録台数(New registration of motorcycles by make)」(9月11日発表)によると、2026年1~8月の二輪車のメーカー別新規登録台数は、ヤマハ発動機(4,271台)、ホンダ(1,895台)に続き、中国の広東大洋オートバイ科技の「ゾンテス」(453台)が3位に浮上した。中国のメーカーとしては、ゾンテスを含め計4社がトップ10入りした(添付資料表参照)。
同国の二輪車市場では、ヤマハ発動機とホンダの2社が新規登録台数で1・2位を占める構造に変化はない。ただ、新車登録に占める両社の割合は2021年の86%から、2026年1~8月に73%へと低下している。一方、中国メーカーとして、浙江春風動力(CFMOTO)が2022年に初めてトップ10入り。2024年まで中国勢でトップ10に入ったのは同社のみだったが、2025年にゾンテスが5位に急浮上し、2社となった。2026年1~8月統計では浙江拾伍机車の「BENDA」と銭江モーターサイクル・グループ(QJMOTOR)もトップ10に入り、中国勢が4社に増えた。
ゾンテスは、排気量300cc以上の中型二輪を中心に販売を伸ばしている。例えば、ゾンテスの中型二輪車「368G V2」は、価格競争力に加え、クルーズコントロールやタイヤ空気圧モニターなどを標準装備している。中国メーカー各社は、価格や装備だけでなく、デザインを訴求するモデルを相次いで投入している。張雪機車(ZXMOTO)は、ポルトガルで2026年3月に開催された「世界スーパーバイク選手権」第2戦のワールドSSPクラスで優勝して注目を集め、9月中にもシンガポールで「500RR」(排気量470cc)の販売を開始する。2027年1月には「820RR」の販売開始も予定している。
シンガポールで9月11~13日に開催された国内最大級のモーターサイクルショー「ナショナル・バイカーズ・ウィークエンド2026
」では、ゾンテスやCFMOTO、ZXMOTO、BENDAなど中国の各メーカーがブースを構え、存在感を示した。
ナショナル・バイカーズ・ウィークエンドで中国二輪車のBENDAのブースに集まるバイク・ファン(ジェトロ撮影)
(本田智津絵)
(シンガポール)
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