第2四半期のGDP成長率は前年同期比2%、農畜産業が好調
(ブラジル)
サンパウロ発
2026年09月11日
ブラジル地理統計院(IBGE)は9月1日、2026年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率を発表した。前年同期比では2%、前期比(季節調整済み)では0.5%となった。名目総額は3兆4,000億レアル(約105兆円、1レアル=約31円)だった(添付資料表参照)。
産業別では、農畜産業が前年同期比6.8%増、鉱工業・建設業が1.5%増、サービス業が1.5%増となり、農畜産業が成長を押し上げた。全国農業連合(CNA)は9月1日付のプレスリリースで、畜産業の好調に加え、コーヒーや大豆など第2四半期の生産で比重の大きい作物の好調が成長要因になったと説明した。
第二次産業では、鉱業が前年同期比12%増加した一方、製造業は0.9%減少した。ブラジル全国工業連盟(CNI)は9月1日付のプレスリリースで、製造業は依然として高水準の金利と輸入品流入増加の影響を受けていると指摘した。CNIのマリオ・セルジオ・テレス工業開発ディレクターは、「高金利により企業の投資意欲が低下したほか、消費者向け信用供与のコスト上昇が家計債務や債務不履行の増加を招き、工業製品への需要を抑制した。さらに、輸入品の大幅な流入がこうした状況を一段と悪化させている」と述べた。
需要項目別では、全ての項目が前年同期を上回ったものの、GDPの約6割を占める個人消費支出は前年同期比0.5%増にとどまった。現地紙「バロール」(9月1日付)は、個人消費の減速の背景として、高金利や家計債務負担の増加を挙げている。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル)
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