8月のインフレ率は前月比8.9%、前月から鈍化

(ベネズエラ)

カラカス発

2026年09月15日

ベネズエラ中央銀行(BCV)が9月4日に発表した公式データによると、8月のインフレ率は前月比8.9%となり、7月の19.9%に比べ伸びが11ポイント鈍化した。

BCVは8月のインフレ率の鈍化について、為替市場における圧力の緩和、為替レートの漸進的な安定(注)、および6月末の地震の影響を受けた販売チャンネルの段階的な回復によるものと説明し、「これが、商品・サービスの価格変動の縮小として表れた」としている。

今回のインフレ率の鈍化は、6、7月に記録された急上昇からの転換となり、地震がもたらした経済への悪影響が徐々に克服されていくとみられている。

8月のインフレ率の上昇は減速したものの、ベネズエラの家計にとっては依然として負担が大きい。2026年1~8月までの累計で、インフレ率は200.1%に達し、8月の前年同月比では534.2%を記録している。8月は住宅サービス、通信、運輸などの分野がインフレ率の上昇を牽引しており、これらの費目が依然として家計にとって大きな負担となっている。一方、娯楽・文化(前月比8.4%)と、食品・非アルコール飲料および教育サービス(いずれも8.2%)などの費目は全体平均を下回った。

(注)7月の為替変動率は16.72%だったが、8月は6.17%だった。為替変動率の低下により、従来から外貨建てで取引されてきた輸入品や日用消費財の価格が安定する一助となった。

(マガリ・ヨネクラ)

(ベネズエラ)

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