ザンビア、ヒチレマ大統領が2期目の就任

(ザンビア)

ヨハネスブルク発

2026年09月14日

ザンビアのハカインデ・ヒチレマ大統領は、8月13日に行われたザンビア総選挙における大統領選挙での勝利を受け、9月1日に行われた就任式で宣誓を行い、2期目の大統領職に就いた。任期は5年間となる。

ザンビア選挙管理委員会は8月18日、ヒチレマ氏が約61.5%の得票率で当選したと発表した。対立候補の野党・国家和解・統一・繁栄党(NRPUP)のブライアン・ムンドゥビレ氏は約38.5%の得票率だった。

この大統領選挙の結果をめぐり、対立候補のムンドゥビレ氏と複数の野党指導者が逮捕されたことも報道されている。ムンドゥビレ氏が、開票・集計過程における投票操作と不正を主張し、選挙結果の受け入れを拒否していた。投票の翌日には、開票作業が進む中、治安部隊は首都ルサカにあるムンドゥビレ氏と関係のある施設を襲撃し、ムトトゥウェ・カフワヤ前運輸相を殺害、複数の野党政治家を逮捕した。ムンドゥビレ氏本人と副大統領候補のマケビ・ズル氏は選挙後の数日間、身を隠していたが、就任式の直前に逮捕され、反逆罪で起訴された。ザンビア当局は8月24日、「治安上の理由」を理由に裁判所を閉鎖し、野党は選挙結果に対する法的異議申し立てを行うことができなかったという。

選挙後の混乱が続く中、各国の多くの指導者がヒチレマ氏の再選を祝福した。ケニア、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、タンザニアの大統領のほか、アフリカ内外の各国の代表団が就任式に出席した、と報道されている。ザンビアにおける選挙プロセスに懸念を示していたEUもその後、ヒチレマ氏に祝意を表明した。一方、国連人権理事会が任命した独立専門家は、8月13日の総選挙以降、政治的反対派への弾圧は激化しており、ザンビアにおける民主主義の将来に懸念が生じていると述べている。

ヒチレマ大統領は就任演説で、全てのザンビア国民のために国を統治していくと約束した。国民の団結、和解、そして包容性を訴え、政治的な違いを平和的・合法的に解決するよう呼びかけた。1期目の経済安定化の成果を踏まえつつ、2期目の重点は経済成長にあると強調し、「Grow Zambia Agenda」としてトウモロコシ生産1,000万トン、発電能力10ギガワット(GW)、観光客500万人、銅生産300万トンなどの目標を掲げた。

(トラスト・ムブトゥンガイ、多崎央)

(ザンビア)

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