7月の物価上昇率は前月比2.1%

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2026年09月16日

アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)は8月13日、2026年7月の消費者物価指数(CPI)の上昇率PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)が全国平均で前月比2.1%だったと発表した。6月の同上昇率は1.9%と、10カ月ぶりに2%台を下回り3カ月連続の減速を見せたが、7月は再び加速した(添付資料図参照)。前年同月比(年率)では33.8%となり、1月から7月までの累計では19.3%上昇した。

INDECによると、季節変化の影響を受けやすい財・サービスの項目では、特に生鮮野菜や果物、観光やホテル料金などの価格が上昇し、前月比4.5%となった。政府により価格が統制あるいは高税率が課されている財・サービスは、公共交通機関の料金、電気料金、医療費などの値上げがあったため、前月比2.1%と加速した。以上の財・サービスを除いたコアインフレ率は、住宅の賃貸料金や文化・娯楽関連サービス料の値上げが影響して、前月比1.8%となった。

前月比の上昇率を費目別にみると、全体の上昇率を上回ったのは娯楽・文化の5.0%、外食・ホテルの2.8%で、主に冬のバケーションシーズンによる需要増が影響したとしている。ほかにも医療・健康が2.5%、通信が2.4%、住宅・光熱・その他燃料とその他の財およびサービスがそれぞれ2.2%など。全体に占める比重が大きい食品・飲料(酒類を除く)が2.0%だった(添付資料表1参照)。

8月13日付現地紙「ラ・ナシオン(電子版)」によると、8月のCPI上昇率の見通しは1.8%で、9月から2027年1月までの間は2%前後にとどまるとの現地のエコノミストらの分析を伝えた。ジェトロが独自に調査した首都ブエノスアイレスの9月1日時点の品目別の物価をみると、ガソリン、軽油、圧縮天然ガスなど燃料の価格、交通料金、家電や電子製品などの値上がりがあったものの、食肉や飲料の値下がりもみられた(添付資料表2参照)。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

ビジネス短信 c51aefe62ebc3e3c