インドの7月の車両販売、全カテゴリーで2桁増と好調

(インド)

ベンガルール発

2026年09月02日

インド自動車工業会(SIAM)が8月13日に発表した統計によると、2026年7月の自動車(乗用車、二輪車、三輪車)国内販売台数は、前年同月比24.3%増の241万1,246台となった。乗用車、二輪車、三輪車のすべてが前年同月比2桁増となり、7月として過去最高を記録した(添付資料表1参照)。

カテゴリー別では、乗用車〔多目的車(UV)とバンを含む〕はタタ・モーターズ・パッセンジャー・ビークルズ(以下、タタ・モーターズ)の販売台数(6万2,611台、前年同月は3万9,521台)を含めると、前年同月比34.3%増の45万7,810台となった(注)。乗用車セグメントではUVが24万8,895台で29.2%増となり、市場拡大を牽引した。一方、一般乗用車は13万2,408台で37.6%増、バンは1万3,896台で12.6%増だった(添付資料表1参照)。

メーカー別乗用車販売では、首位のマルチ・スズキが19万6,203台で前年同月比42.4%増となった。これに続き、マヒンドラ&マヒンドラが6万48台、現代が5万4,210台となった(添付資料表2参照)。 SIAM統計に含まれないタタ・モーターズも58%増の6万2,611台と好調だった。

二輪車販売は192万3,483台で、前年同月比22.6%増となった。内訳は、スクーターが79万8,190台で23.7%増、オートバイが107万4,796台で20.7%増となった。モペッドは5万497台で48.6%増と、二輪車市場全体の拡大に寄与した(添付資料表1参照)。

二輪車メーカー別販売では、ヒーローが50万1,403台で首位となった。ホンダが47万6,436台、TVSモーターが43万7,394台で続いた(添付資料表3参照)。

2026年度累計(4~7月)の自動車販売台数は952万8,071台で、前年同期比22.2%増となった。カテゴリー別では、乗用車が27.1%増、二輪車が20.9%増、三輪車が30.8%増となった。特にUVが28.7%増の111万813台に達し、乗用車市場での存在感を一段と高めている(添付資料表1参照)。

7月の販売動向は、モンスーン期にもかかわらず需要が底堅く推移した。自動車販売店協会連合(FADA)が8月6日に公表した7月の小売統計では、販売台数が2014年1月以降の151カ月の中で12番目の高水準となった。中でも、電気自動車(EV)販売は32万7,901台と過去最高を記録し、市場全体に占める割合も前年同月の9.6%から12.7%に上昇した。また、二輪車および乗用車ともに、農村部の販売増加率が都市部を上回った。二輪車では農村部が28.6%増、都市部が27.9%増、乗用車では農村部が24.7%増、都市部が15.8%増で、いずれも農村部の販売増加率が都市部を上回り、農村部向け市場の堅調さが示された(添付資料表4参照)。

(注)SIAM発表の統計では、乗用車の7月の販売台数は39万5,199台、前年同月比増加率は31.2%だが、この数字には、タタ・モーターズの販売台数は含まれていない。自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車)にも、同社の販売台数は含まれていない。ただし、2026年度4~7月の乗用車販売台数および自動車販売全体には同社の数値も含まれる。

(外山夏帆)

(インド)

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