英中銀、6会合連続で政策金利据え置き

(英国)

ロンドン発

2026年09月18日

英国イングランド銀行(BOE、中央銀行)は9月17日、政策金利を3.75%に据え置くと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。金利据え置きは6会合連続となる。前日まで開かれていた金融政策委員会(MPC)で9人中6人が据え置きを支持、残る3人は0.25ポイントの利上げを支持した。

BOEによると、長期化する中東情勢とウクライナ・ロシア情勢の影響を受けて、エネルギー価格は7月の会合以降大きく上昇。価格変動は依然として大きく、高止まりしているが、二次的影響(エネルギー価格の上昇が賃金や価格設定の動向に与える影響)が生じているという証拠は現在のところほぼみられないとした。農産物指数は7月以降、約5%上昇したが、エルニーニョ現象による収穫への影響でさらなる上昇もあり得るとした。また、人工知能(AI)関連技術による継続した大規模エネルギー需要も物価上昇要因であるとした。インフレ率については今後、2026年第4四半期に約3.75%、2027年第1四半期に4%超に上昇すると予想している。

BOEのアンドリュー・ベイリー総裁は、「インフレ圧力が強まれば、目標値である2%へ近付けるために金利を上げる必要性がより高まる」とコメントした(「BBC」9月17日)。

英国産業連盟(CBI)は、「年内は据え置きとみているが、BOEの発表は据え置きを維持する根拠が弱まっていることを示唆している。BOEは今後、エネルギー価格に加えて、産業界の価格決定や2027年の賃金交渉を注視していくだろう」とコメントした。

(野崎麻由美)

(英国)

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