南ア、第2四半期の成長率は前期比マイナス0.2%、マイナス成長に転じる

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2026年09月15日

南アフリカ共和国統計局は9月8日、2026年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率(前期比、季節調整済み)が、マイナス0.2%となったと発表した(添付資料表1参照)。6四半期連続のプラス成長の後、マイナス成長に転じた。

産業別実質GDP成長率をみると、生産(供給)側の10産業のうち、貿易(卸・小売り・飲食・宿泊業)は、卸売り、自動車販売、食品・飲料などの不振によりマイナス1.9%となり、全体のGDP成長率をマイナス0.2ポイント押し下げた。製造業も、食品・飲料、金属、機械の生産低迷によりマイナス1.8%で(寄与度マイナス0.2ポイント)、3四半期連続のマイナスを記録した。鉱業は白金族金属、マンガン鉱石、金、鉄鉱石の生産減少によりマイナス3.0%だった(同マイナス0.1ポイント)。

上記以外の7産業は全てプラス成長だった。農業・林業・漁業(0.3%)、電気・ガス・水道(1.0%)、建設(0.4%)はいずれもGDPへの寄与度は0.0ポイントにとどまった一方、運輸・倉庫・通信(0.9%)、金融・保険・不動産業・企業サービス(0.3%)、政府サービス(1.0%)、その他サービス(0.6%)は、それぞれ0.1ポイントずつGDP成長率を押し上げた。

需要(支出)面では、輸出、輸入、民間最終消費支出、政府最終消費支出がプラス成長を記録した一方、総固定資本形成(投資)は、建設・輸送機器への投資が低迷し、減少した(添付資料表2参照)。

インベステック銀行のエコノミスト、ララ・ホーデス氏は、「第2四半期の結果は、2月末からの中東情勢悪化の影響を反映している。サプライチェーン、価格、需要に大きな負担をかけ、経済活動を阻害している。南ア政府は投資や経済成長を促進するためビジネス環境の整備に向けた改革を実施してきたものの、持続的な成長を目指すには、さらなる取り組みが必要だ」と述べている。

(トラスト・ムブトゥンガイ、多崎央)

(南アフリカ共和国)

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