広東省で書籍見本市「2026年南国書香節」開催、外国語原書約3万点を展示

(中国)

広州発

2026年09月09日

中国華南地域の書籍見本市「2026年南国書香節」が82731日、広東省広州市の中国進出口商品交易会展館を主会場として開催された。主催者によると、主会場の展示面積は4万平方メートルで、国内外の出版機関など300以上が出展した。出版物や文化関連商品など50万点以上が展示され、このうち外国語原書が約3万点だった。また、広東省内21市および新疆ウイグル自治区カシュガル地区に計437カ所の分会場が設置され、1,579件の読書関連イベントが行われた。オンラインとオフラインを合わせた延べ参加者数は5,600万人を超えた。

主会場には、「読む」を意味する「閲」の字を用いた「閲・時代」「閲・世界」「閲・生活」「閲・新知(新たな知識)」の4つの展示ホールが設けられた。主催者によると、「閲・世界」には、アジア、欧州、中南米、アフリカなどをカバーする12の国際特色展示館が設けられ、タイが初めて主賓国として参加した。在広州ギリシャ総領事館の案内によると、欧州館のギリシャ展示区では、同国の児童文学、歴史・文化、神話、観光、食文化などに関する書籍が展示された。

写真 タイパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

タイパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

国際輸入図書展示エリアの運営を担う中華商務貿易によると、同エリアには国際ブランド出版館、国際絵本館、香港館、マカオ館、台湾館が設けられ、欧米や日本、韓国などの出版社・出版関連機関が参加した。日本からはトーハンおよび日本出版販売が日本の出版社の参加を取りまとめ、講談社、集英社、小学館、KADOKAWA、東京創元社などが参加した。同社の担当者は、日本語原書では、ベストセラー作品に加え、医学や科学技術などの専門書への引き合いも比較的多かったと説明した。また、主催者によると、828日には、南国書香節で初となる国際図書版権交流商談会が開催された。

写真 国際輸入図書展示エリアの様子(ジェトロ撮影)

国際輸入図書展示エリアの様子(ジェトロ撮影)

写真 日本企業の様子(ジェトロ撮影)

日本企業の様子(ジェトロ撮影)

中国では、国民の読書習慣の形成を図る政策が進められている。中国政府は2025年12月、「全民閲読促進条例」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公布した。同条例は、2026年2月1日に施行され、国民の読書活動の促進や社会主義文化強国の建設を推進することを目的としている。また、県級以上の地方政府に対し、読書促進に向けた関連施策の整備を求めている。

(周祖惠)

(中国)

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