広島で教育機関向け外国人留学生就職支援セミナーが開催

(日本)

広島発

2026年09月16日

高度外国人材活躍中国地域コンソーシアム(以下、「中国コンソ」)は99日、ジェトロとの共催により、広島市で教育機関向け外国人留学生就職支援セミナーを開催した。本セミナーは他大学の実践事例や最新動向を通じて、地域企業との連携や留学生の就職支援のヒントを探るとともに、留学生就職支援に携わる担当者同士のネットワーク構築を目的にしたもの。ハイブリッド形式で中国地域の大学関係者など約30人が参加した。

写真 セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

基調講演として、外国人留学生の就職動向と地域定着の課題について、日本学生支援機構(JASSO)留学生事業部次長兼留学推進課長の山本剛氏が講演した。また、中国地域外の大学の事例発表には、立命館アジア太平洋大学(APU)の特別招聘(しょうへい)教授でConnection Hubサブディレクター、福岡拠点責任者を務める藤江美奈氏、金沢大学のキャリア支援課長の小幡陽子氏、芝浦工業大学就職・キャリア支援部次長兼キャリアサポート課(豊洲)課長の星野励氏が登壇した。外国人留学生の地元就職を成功させるための取り組みについての紹介とパネルディスカッションが行われた。このほか、「各大学が抱える課題共有」というテーマでグループディスカッションがあり、参加者間での交流が行われた。

JASSOの2025年度外国人留学生在籍状況調査結果(2026年5月発表)によると、日本における外国人留学生数は、2025年5月1日時点で前年比21.2%増の40万8,069人で過去最多となっており、うち中国地域は16.3%増の1万3,961人となった(鳥取県が前年比8.2%増の423人、島根県が50.3%増の699人、岡山県が16.9%増の4,583人、広島県が18.4%増の5,839人、山口県が5.4%増の2,417人)。中国コンソでは、こうした状況を踏まえ、中国地域の高度外国人材の活躍を通じた地元企業の海外展開促進や地域経済の活性化を目指している。

中国コンソのほかに、同様のコンソーシアムは北海道、東北、北陸、関西、九州の5地域でも立ち上がっており、地域一丸となって日本企業の高度外国人材採用や定着に資する取り組みを支援している。

なお、ジェトロでも日本企業における高度外国人材の採用、育成・定着を支援している。具体的には、高度外国人材活躍推進ポータルでの情報発信のほか、全国の企業を対象に高度外国人材活躍推進コーディネーターによる伴走型支援を行っている。

(赤澤陽平)

(日本)

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