タンザニア副大統領が交代、新任に若手政治家を起用
(タンザニア)
ナイロビ発
2026年09月14日
タンザニアのサミア・スルフ・ハッサン大統領は8月29日、前エネルギー相のデオグラティウス・ンデジェンビ(Deogratius Ndejembi)氏を副大統領に任命し、同氏の就任宣誓式を実施した。同氏は43歳で、史上最も若い副大統領となった。
今回の人事は、エマニュエル・ンチンビ(Emmanuel Nchimbi)前副大統領の辞任を受けたもの。同氏は8月25日に政界引退と副大統領辞任を表明したが、その翌日に与党・革命党(CCM)から除名された。タンザニア憲法では、副大統領は政党所属が要件となっており、政府は除名時点で同氏の副大統領資格が失われたとの見解を示した。なお、就任から1年余りでの突然の辞任について、CCMは「規律および倫理上の問題」と説明しているのみで、詳細は明らかにしていない。
国民議会は8月28日にンデジェンビ氏の指名を承認し、翌29日に就任が実現した。ンデジェンビ氏は中部ドドマ州チャムウィノ選出の国会議員で、地方行政官を経て国政入りした。これまで土地・住宅・人間居住開発相やエネルギー相を歴任している。
副大統領の就任式でサミア・ハッサン大統領は、若い世代への権限移譲と次世代リーダー育成の重要性を強調した。2025年総選挙後、雇用や経済機会の拡大を求める若年層の声が高まる中、今回の人事は与党CCMによる世代交代の姿勢を示すものとの見方も出ている。
(佐藤丈治)
(タンザニア)
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