浙江省、「サービス型製造イノベーション発展深化アクションプラン」を発表
(中国)
上海発
2026年09月01日
中国の浙江省経済・情報化庁など6部門は8月13日、「浙江省サービス型製造イノベーション発展深化アクションプラン」(以下、アクションプラン)を発表した(浙江省経済・情報化庁ウェブサイト掲載は8月19日)。工業情報化部など7部門が2025年に発表した「サービス型製造イノベーション発展を深く推進する実施方案(2025-2028年)」
を踏まえ、先進製造業と現代サービス業の融合発展を推進することを目的とする。
アクションプランでは、2030年までに省級サービス型製造地域モデル区30カ所、サービス型製造リーディング企業100社、科学技術サービス向けデジタル支援プラットフォーム100件を育成する目標を掲げた。
重点施策として、地域実証事業の推進、工業デザイン機能の強化、優良企業の育成、イノベーション事例の普及などを打ち出した。このうち地域実証事業では、データ付加価値サービス、体験型サービス、設計支援サービスなどの業態の発展を促進する。また、工業デザイン分野では人工知能(AI)の活用を推進し、特定分野に特化した設計用大規模モデルの開発・活用や高品質データセットの整備を支援する方針を示した。2030年までに省級工業デザインセンター800カ所の育成も目指す。
業種別では、浙江省の「415X先進製造業クラスター(注)」を対象にサービス型製造の展開を進める。次世代情報技術産業では、企業による総合的なソリューション提供への転換を促すほか、AIモデルのトレーニング・運用サービスやデータアノテーションサービスなどの発展を支援する。ハイエンド設備製造業では、総合請負、ライフサイクル管理、遠隔運用保守などの導入を推進する。消費財・健康産業では、マス・カスタマイゼーション、健康管理サービスなどの導入を推進するとした。
中国では先進製造業と現代サービス業の融合を通じたサービス型製造の発展を進めている。今回のアクションプランでは、地域実証事業の展開や工業デザイン機能の強化、AI活用の推進などを通じ、サービス型製造モデルの普及を図るものだ。浙江省は今回のアクションプランに基づき、「415X先進製造業クラスター」の重点産業を対象に、設計、データ、運営・保守などのサービス機能を強化する方針を示した。
(注)「415X先進製造業クラスター」は、浙江省が2023年に策定した先進製造業振興政策で、4大産業群、15の重点産業分野および新興・未来産業群の育成を柱とする。
(龐婷婷)
(中国)
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