バングラデシュでデング熱の流行拡大、8月の入院患者数は2万人超え、保健サービス総局公表
(バングラデシュ)
ダッカ発
2026年09月08日
バングラデシュでデング熱の流行が拡大している。保健サービス総局(DGHS)
が8月31日に公表したデータによると、2026年1~8月の入院患者数は3万5,846人、死者数は97人となった。月別の入院患者数では、400~1,000人程度と比較的低い水準で推移していたが、6月に2,907人、7月に9,206人、8月に2万536人と増加した。
デング熱は雨期に患者が増加する季節性があるため、同国の雨期が始まる6月から患者数が増えること自体は例年の傾向だ。一方、2026年8月の入院患者数は、2000年以降の8月として3番目に多い水準となった。過去の大規模流行年である2023年の7万1,976人、2019年の5万2,636人には及ばないものの、直近にあたる2024年の6,521人、2025年の1万496人と比べると大幅に多い。
また、2026年は増加のタイミングにも注目される。2024年は8月の6,521人から9月に1万8,097人、10月に3万879人へ、2025年は8月の1万496人から9月に1万5,862人、10月に2万2,520人へ増加した。これに対し、2026年は8月の時点ですでに2万人を超えており、例年流行が本格化する9~10月を前に高い水準に達している。9月に入っても1~3日の3日間だけで3,686人が入院し、14人が死亡した。専門家からは、断続的な降雨や蚊の繁殖環境などを背景に、10月ごろまで患者が増加する可能性が指摘されている(「デーリー・スター」紙9月2日)。
企業にとっては、患者数がさらに増える可能性のある9~10月に向け、従業員への予防啓発を行うとともに、敷地内の水たまりや廃容器など、蚊の繁殖場所となりうる箇所を定期的に確認することが有効とみられる。
(片岡一生)
(バングラデシュ)
ビジネス短信 47739e0a71fc60de





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