米中間選挙の投票は「トランプ大統領への抗議の意思表示」が45%、共和党候補に逆風、世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年09月14日
米国メディアのCBSニュースは9月13日、11月の中間選挙などに関する世論調査結果
(注1)を発表した。中間選挙での連邦議会議員候補者への投票行動が、直接の投票先でないドナルド・トランプ大統領への関連性を聞いた問いでは、「同氏への抗議の意思表示」が45%と「同氏への賛同の意思表示」(28%)を上回った。残り27%は、投票行動とトランプ氏との関連性はないと回答した。
抗議の意思表示と回答した人の80%が民主党候補者に投票すると回答し、共和党候補者に投票すると回答したのは4%にとどまった。一方、賛同と回答した人の61%は共和党候補者に投票するとしている(同様に民主党候補者への投票の割合は1%)。
CBSニュースの連邦下院選予測モデルでは、民主党の獲得議席は228議席、共和党は207議席としている。なお、民主党の獲得議席数の幅は215~237議席、共和党は198~220議席と幅がある。議会の多数派となるには218議席を獲得することが必要だ。
民主党候補者に投票を予定する人の54%が「トランプ氏と共和党の政策を阻止すること」を目的としており、「民主党の政策を実現させたい」(46%)を上回った。また、物価高によって生活が困難、あるいはそれ以上に厳しい状況にあると回答した人では、「民主党候補者に投票する」が62%と共和党候補者(38%)を大きく上回った。
7割近くがAIのもたらすリスクを懸念
米国メディアNBCニュースが8~9月に実施した世論調査(注2)によれば、人工知能(AI)のもたらすリスクが高いと考える割合は67%(非常に高い36%、高い31%)で、中程度は25%、低いという割合は8%(非常に低い3%、低い5%)にとどまった。
AIのもたらす恩恵については、大きいと考える割合は29%(非常に大きい10%、大きい19%)、中程度は38%、小さいは33%(非常に小さい14%、小さい19%)だった。
分野別では、AIの益が害より大きいと見るのは、科学研究(より益がある55%、より害がある26%)とヘルスケア(47%、30%)で、選挙・民主主義(14%、64%)、雇用・職場(27%、53%)、国家安全保障(23%、52%)については害が益より大きいという見方だった(注3)。
(注1)実施時期は2026年9月8~11日。対象者は全米の成人2,460人。
(注2)実施時期は2026年8月20日~9月1日。対象者は全米の成人7,105人。
(注3)その他、ニュース・情報(より益がある20%、より害がある58%)、高等教育(24%、53%)。
(松岡智恵子)
(米国)
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