ホーチミン市、建国記念日に合わせ複数の大型事業を一斉着工

(ベトナム)

ホーチミン発

2026年09月14日

ベトナムのホーチミン市人民委員会は8月29日、建国記念日(9月2日)に合わせ、複数の工事プロジェクトを一斉に着工した(「ベトナム・プラス」8月29日)。

主なプロジェクト概要は次のとおり。

(1)国道13号

国道13号は、ホーチミン市からカンボジア国境のホアルー国境検問所を結ぶ幹線道路だ。今回の事業では、ホーチミン市ヒエップビン区から旧ビンズオン省(現ホーチミン市)境界までの区間が対象となる。総事業費は約20兆6,780億ドン(約1,241億円、1ドン=約0.0060円)、全長約5.9キロメートル(㎞)、幅60メートル(m)で、10~14車線に拡幅する。2028年の完成を予定している。交通処理能力の向上、空港、港湾との接続性の向上が期待されている。

(2)国道1号

国道1号は、ベトナムを南北に縦断する主要幹線道路だ。今回の事業では、ホーチミン市西部のキンズオンブオン通りから旧ロンアン省(現タイニン省)境界までの区間が工事の対象となる。総事業費は約16兆2,850億ドン。対象区間は、全長約9.6km、幅60mで、10~12車線に整備される。2029年の完成を予定している。ホーチミン市と周辺地域を結ぶ交通や物流の円滑化を通じた地域経済の活性化が期待されている。

(3)ホーチミン市環状道路4号

ホーチミン市環状道路4号は、ホーチミン市都市圏を環状に結ぶ全長約207㎞の道路だ。整備事業は10件のプロジェクトからなり、今回はこのうち2件が着工した。1件目は、旧バリア・ブンタウ省(現ホーチミン市)から隣接するドンナイ市境界までの約18.25㎞を結ぶ高速道路区間の建設で、総事業費は約5兆2,470億ドン。2件目は、ホーチミン市北西部から隣接するタイニン省を結ぶ約16.7㎞の高速道路区間の建設で、総事業費は約8兆7,610億ドンとなる。両区間とも4車線高速道路として整備する。主要な経済・産業拠点と国際空港・港湾とのアクセス改善が期待されている。

(丹野広大)

(ベトナム)

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