オレンジ郡・日本ビジネスフォーラム開催、日系企業と地域経済の連携強化を議論

(米国、日本)

ロサンゼルス発

2026年09月15日

カリフォルニア州アーバイン市で9月9日、オレンジ郡・日本ビジネスフォーラム(Orange County - Japan Business Forum)が開催された。フォーラムはオレンジ郡ビジネス協議会(Orange County Business Council:OCBC)が主催し、在ロサンゼルス日本総領事館、南カリフォルニア日系企業協会(Japanese Business Association of Southern California:JBA)、ジェトロが協力した。100人ほどが参加した。

フォーラムでは、「オレンジ郡のイノベーション経済」と「オレンジ郡・日本連携のビジネス展望」をテーマに2つのパネルディスカッションが行われ、日系企業や現地企業、産業支援機関の関係者が、オレンジ郡における事業展開や日米企業間の連携について意見を交わした。

OCBCによると、日本はオレンジ郡における外国企業進出元として最大の国であり、約500事業所が立地し、2万1,000人超の雇用と23億ドルの賃金を支えている。フォーラムでは、オレンジ郡が南カリフォルニアの中心部に位置し、域内総生産(GRP)が約3,500億ドル(2024年時点)と米国28州を上回る規模の経済を有していることが紹介された。また、人口の約30%が外国生まれで、約46%が家庭で英語以外の言語を使用するなど、多様な人材基盤を備えていることも同地域の強みとして挙げられた。

さらに、カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)をはじめとする大学や研究機関から理工系人材が継続的に供給されているほか、航空宇宙・防衛、ライフサイエンス、先端技術分野における産業クラスターの形成が、イノベーション創出やスタートアップの成長を支える要因として紹介された。

参加者からは、オレンジ郡と日本の長年にわたる経済関係を基盤として、企業、研究機関、行政機関の連携をさらに強化し、具体的な事業やプログラムにつなげていく重要性が指摘された。OCBCは、今後も日本をはじめとする海外企業との連携を通じ、オレンジ郡への投資誘致や地域経済の発展に取り組む考えを示した。

写真 フォーラムの様子(ジェトロ撮影)

フォーラムの様子(ジェトロ撮影)

(田島夏海)

(米国、日本)

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