ASCOJAのビジネス諮問機関が発足、日本への留学生ネットワークを経済協力に活用へ

(マレーシア、ASEAN、日本)

クアラルンプール発

2026年09月11日

マレーシアのクアラルンプールにおいて9月2日、ASEAN元日本留学生評議会(ASCOJA)のビジネス諮問機関として「ASCOJA Business Advisory Board(ABAB)」の発足式が開催された。参加者は約150人で、マレーシア元日本留学生協会(JAGAM)などのASCOJAメンバーに加えて、マレーシアの日系企業や在マレーシア日本大使館、ジェトロなどの政府機関からも参加した。会合に先立ち、ASCOJA会員企業と日系企業によるビジネスマッチング・ネットワーキングセッションも実施された。

発足式であいさつしたJAGAMのゲーリー・タン会長は、「ABABは、Bridging Business(ビジネスの橋渡し)、Connecting Alumni(日本留学同窓生の連結)、Advancing ASEAN-Japan Partnership(日ASEANパートナーシップの発展)を掲げる新たなビジネスプラットフォームとして発足した」と説明した。また、「ASCOJAメンバーは日本で学ぶ機会を得たことへの感謝の気持ちを持ち、日本とASEANの架け橋として、両地域の経済交流に貢献したいと考えている」と意欲を語った。ABABの設立により、従来の人的交流に加え、企業間連携や投資・ビジネスマッチングなど経済分野での協力活動強化が期待される。

ASCOJAは、1974年に福田赳夫大蔵大臣(当時)の呼びかけによって始まった「東南アジア元日本留学者の集い」を源流とする。これにより、ASEAN各国の元日本留学生同士のネットワークが形成され、1977年6月にASCOJAが設立された。メンバーには各国の政治関係者、政府高官、大学関係者や企業経営者など多くの有力人材が含まれ、現在、ASCOJAは日ASEAN関係を支える知的・人的ネットワークとして活動している。

写真 発足式でのASCOJA各国代表者(JAGAM提供)

発足式でのASCOJA各国代表者(JAGAM提供)

(新田浩之)

(マレーシア、ASEAN、日本)

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