IITハイデラバード校でJapan Career Day2026開催、参加学生の専門性に高評価

(インド、日本)

ベンガルール発

2026年09月11日

インド工科大学ハイデラバード校(以下、IITH、注)とジェトロは、就職説明会「Japan Career Day 2026」を8月22~23日の2日間で共催した。本イベントは2018年から9年連続で開催されており、今回は過去最大規模となる日本企業20社が参加し、学部生・大学院生約700人が来場した。

初日は参加企業によるプレゼンテーションが行われ、各社が事業内容や求める人材像、日本でのキャリア形成の機会などを紹介した。2日目は企業ごとの交流セッションを実施し、学生と企業担当者が研究内容と実務との関連性や技術開発環境、入社後の成長機会などについて活発な意見交換を行った。学生からは、専門分野に関する踏み込んだ質問も多く寄せられた。

写真 企業プレゼンテーションを聴講する学生たち(8月22日、ジェトロ撮影)

企業プレゼンテーションを聴講する学生たち(8月22日、ジェトロ撮影)

今回は11社が初めて参加した。企業担当者からは、学生の専門性の高さや積極的な姿勢を高く評価する声が上がった。また、「想定以上の学生と交流できた」「自社技術の強みを1人でも多くの学生に伝えるために、もっと多くの社員を派遣すればよかった」という声もあった。

他方、学生からは日本の職場文化に関する質問も多く出され、高い技術力を誇る日本企業で自身のスキルや経験を生かしたいという声も聞かれた。

写真 参加企業と学生の交流会の様子(8月23日、ジェトロ撮影)

参加企業と学生の交流会の様子(8月23日、ジェトロ撮影)

2018年の初開催以降、IITHの学生による日本企業への就職実績は着実に積み上がっている。2025年には日本企業から内定を受けた学生数は初開催年の約6倍となる53人に増加し、現在は100人を超える卒業生が日本で活躍している。また、2025年にJapan Career Dayに参加した企業のうち3社が6人の学生を正社員として採用し、5社が12人をインターンとして受け入れるなど、具体的な成果もあった。

また、初日には特別企画としてIITH校内の自動航行技術研究拠点「TiHAN」の見学ツアーが実施され、参加企業は自動運転関連技術の研究設備や実証施設を視察した。企業担当者からは学生との交流に加え、「IITHの研究基盤や産学連携の取り組みを直接確認できる機会となった」と評価する声が聞かれた。

(注)インド工科大学は23校からなる国内トップレベルの大学群で、ハイデラバード校は2025年のインド大学ランキング(NIRF)総合部門で12位、エンジニアリング部門で7位にランクインしている。同校の設立以来、国際協力機構(JICA)と日本政府が支援しており、現在もジャパンデスクを設けるなど、かねて日本との関わりが深い。

(上野陽菜子、外山夏帆)

(インド、日本)

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