プラボウォ大統領、東方経済フォーラム出席、ロシアとの経済協力強化を確認
(インドネシア、ロシア、米国)
ジャカルタ発
2026年09月09日
インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は9月3日、ロシア・ウラジオストクで開催された第11回東方経済フォーラム(EEF)に出席した(9月3日付インドネシア大統領府プレスリリース
)。
演説でプラボウォ大統領は、インドネシア・ユーラシア経済連合(EAEU)自由貿易協定(FTA)について、2027年初頭の発効を見込むとした。その上で、協定発効後は、両国・地域間の貿易額を倍増させる目標を掲げた。また、インドネシアは2026年7月に同協定の国内批准手続きを完了したとして、EAEU加盟国に対して、国内手続きを完了するよう促した。
同日には、ウラジーミル・プーチン大統領と首脳会談を行った(9月3日付インドネシア大統領府プレスリリース
)。会談では、農業や造船、デジタル技術、原子力を含むエネルギー、鉱物資源、防衛、海運分野などでの協力について協議した。国営肥料公社のププク・インドネシアは、ウラジオストクでの尿素肥料工場建設に向け、ロシア側企業と共同調査に関する覚書(MoU)に署名した。また、プーチン大統領は水産加工に活用できる全長102メートル超の最新鋭船舶の提供を提案し、プラボウォ大統領は調査団を派遣する意向を示した(9月4日付インドネシア大統領府プレスリリース
)。プラボウォ大統領はまた、インドネシアの138の石油・ガス探査鉱区への投資をロシア企業に呼びかけたほか、ロシアのアルミニウム大手ルサール(Rusal)によるインドネシアでの精錬所の開発計画にも言及した(9月3日付「アンタラ」)。
プラボウォ大統領、駐ASEAN米国大使とも会談
9月5日、ケビン・キム駐ASEAN米国大使とジョイ・M・サクライ米国ASEAN代表部臨時代理大使はプラボウォ大統領の私邸を訪れ、会談した(9月5日付インドネシア大統領府プレスリリース
)。現地紙「コンパス」は、国際関係専門家の見解として、同会談がプラボウォ大統領のロシア訪問と無関係ではなく、インドネシアがロシアに過度に接近しないよう米国が牽制する意図がある可能性を指摘した。
(大滝泰史、ティアラ・ダルマシャンティ)
(インドネシア、ロシア、米国)
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