ロシアで存在感を強める中国、モスクワで中国商品の見本市開催
(ロシア、中国)
調査部欧州課
2026年09月03日
ロシアの首都モスクワ市内で8月25日から27日まで、中国消費財見本市
が開催された。ロシア連邦商工会議所とロシア産業家企業家連盟(RSPP)の協力の下、浙江遠大国際会展など中国の複数の展示会関連事業者が主催した。ロシア側の運営会社によると、10回目となる今回、中国企業150社とロシア企業17社の計167社が出展。会期中、同じ施設内の別ホールでは中国の機械設備に特化した見本市も併催された。
中国消費財見本市の会場の様子(ジェトロ撮影)
熱風調理器や高圧洗浄機などの家電製品を出品した中国企業に話を聞いたところ(8月26日)、自社がOEM生産を手掛けるパートナーがロシアに存在し、商品はロシアの電子商取引(EC)サイトで既に販売中という。昨今、大手マーケットプレイスの物流倉庫へのドローン攻撃が続く中、商品を倉庫から搬出するなどの対応を強いられているものの、ロシアを中東と並ぶ有望市場の1つと位置付け、今後は地場の小売りチェーンへの販売を強化していく方針と話した。
中国からの乗用車の輸入が好調
ロシアにおいて、中国の存在感はますます強まっている。「インターファクス通信」(8月26日)によると、中国人が設立または共同設立した企業は、2026年5月13日時点でロシアに1万5,500社登録されている。2021年時点の1,400社と比べ、5年でおよそ11倍に急増した。
中ロ間の貿易も増加しており、2026年上半期のロシアの中国向け輸出は前年同期比23.1%増の727億ドル、中国からの輸入は27.7%増の603億ドルを記録した(添付資料表1、2参照)。中国からの輸入額のうち、排気量1リットル(L)超1.5L以下の乗用車が約3.5倍、1.5L超3L以下の乗用車が約2倍と伸びが顕著だった。
(欧州課)
(ロシア、中国)
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