2026年上半期の乗用車生産台数は過去最高を記録

(チェコ)

プラハ発

2026年08月04日

チェコ自動車工業会(AutoSAP)の7月17日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、2026年上半期(1~6月)の国内乗用車生産台数は78万378台で、前年同期比4.4%増加し、過去最高を記録した(添付資料図1参照)。月別にみると、5月を除く各月で前年同月を上回った(添付資料図2参照)。

一方、2026年上半期の電動車〔バッテリー式電気自動車(BEV)+プラグインハイブリッド車(PHEV)+ハイブリッド車(HEV)〕の生産台数は、BEVが13万199台(前年同期比14.3%増)、PHEVが2万6,625台(同19.0%減)、HEVが16万1,509台(同51.3%増)で、特にHEVの増加が顕著だった。全生産台数に占める電動車の割合は、前年同期の33.9%から40.8%に上昇した。

上半期の実績について、同工業会のマルチン・ヤーン会長は、チェコ自動車産業が安定し、国際競争力を保持している事実を証明するものとして、満足の意を表明した。さらに同会長は、「国内メーカーの生産ペースは上半期も高い水準を維持しており、最新の内燃機関からハイブリッド車、バッテリー式電気自動車に至るまで、あらゆる駆動方式に対する顧客の需要にも対応できる柔軟性を反映している。この柔軟性に加え、高い生産性と生産品質が相まって、チェコは国内経済および欧州自動車産業の重要な柱の1つとしての地位を強化した」とコメントした。

2026年上半期の実績をメーカー別にみると、最大手のシュコダ・オート(フォルクスワーゲングループ)の生産台数は52万6,409台で、前年同期比で9.5%増加した(添付資料表1参照)。うち25.3%に当たる13万3,165台が電動車(BEV:11万5,442台、PHEV:1万7,723台、HEV:なし)で、前年比23.2%と堅調な伸びを示した(添付資料表2参照)。トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ(TMMCZ)の生産台数は11万8,569台で前年同期比1.8%と微増した。同社生産車は全てHEVであり、国内のHEV全生産台数を押し上げた。一方、現代チェコの生産台数は前年同期比9.9%減の13万5,400台にとどまった。うち1万4,757台がBEV、8,902台がPHEV、4万2,940台がHEVで、電動車が占める割合は49.2%となり、シュコダ・オート(25.3%)を大きく上回った。

(中川圭子)

(チェコ)

ビジネス短信 fc3ec593dea68e9b