イラン政府、東西回廊整備や輸送能力強化などの方針を示す

(イラン)

ドバイ発

2026年08月18日

イランのムハンマド・レザー・アーレフ第1副大統領は8月1日に開催された、越境輸送国家本部の会合で、輸送回廊の整備を政府の戦略的優先課題と位置付けた。回廊の輸送能力拡大に加え、内陸物流拠点、北部およびペルシャ湾岸の港湾開発を通じて、イランの地域物流拠点としての役割を強化する方針を示した。

会合では、アフガニスタン北部の各州に沿って鉄道網を延伸し、イランやトルコなどにも接続するヘラート・マザーリシャリーフ鉄道計画を柱とした「東西回廊」構想の基本枠組みが承認された。本枠組みは、国際物流市場におけるイランのシェア拡大や、アフガニスタンおよび沿線諸国との経済的結び付きの強化を目的としている。

さらに、通関手続きの円滑化や貨物輸送の効率化、返却空コンテナや一時輸入貨物の通関に関する指示、生活必需品供給のための南部港湾の活用、近隣諸国との国境を通じたトランジット促進などの施策を決定した〔8月1日付イスラーム共和国通信(IRNA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

アーレフ第1副大統領は地域情勢について、イスラム諸国間の結束強化の重要性を強調するとともに、イランは一貫してイスラム共同体の団結を支持してきたと述べた。また、地域の一部諸国における米軍基地の設置を批判した。

中東情勢と世界各国の動きはジェトロ特集「イスラエル・米国とイランの衝突を巡る中東情勢関連情報」を参照。

(ドバイ事務所)

(イラン)

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