スタンダード・チャータード銀行、GIFTシティーで新たな資産運用サービスを開始

(インド、英国)

ムンバイ発

2026年08月14日

英国系スタンダード・チャータード銀行は8月7日、インド西部グジャラート州の国際金融特区であるGIFTシティーで、富裕層のニーズに応える新たな資産運用サービスの提供を開始すると発表した。同行はインド国際金融センター(IFSCA)から投資商品の販売に関する認可を取得しており、今後数週間以内にマルチアセット型の投資ファンド「Signature CIO Funds」の販売を開始する予定だ。

「Signature CIO Funds」は、同行の最高投資責任部門(CIO:Chief Investment Office)が策定する投資戦略に基づく4本のファンドで構成される。株式、債券、コモディティー(市況商品)、オルタナティブ資産(注)、現金などに分散投資するマルチアセット型ポートフォリオを通じて、世界各市場の投資機会へのアクセスを提供する。同ファンドは2022年の設定以来、運用資産残高(AUM)が50億ドルを超え、同行のプライベートバンキング拠点を含む12カ国の市場で展開されている。

同行のウェルスソリューションズ・リテールプロダクツおよびデータ&アナリティクス部門のグローバルヘッドであるサミール・スバーワル氏は「富裕層の間で、国際分散投資ポートフォリオや専門的な投資アドバイス、世界各市場の投資機会へのシームレスなアクセスに対する需要が高まっている」と指摘した。その上で、「GIFTシティーはこうした需要に応える有力なプラットフォームであり、今回の認可は当行のグローバルな資産運用サービス拡充に向けた重要な一歩になる」との見解を示した。

同行は2020年にGIFTシティーで営業を開始した最初の外国銀行で、企業・機関投資家向けに融資、トレードファイナンス、キャッシュマネジメントなど幅広い銀行サービスを提供している。今回の認可により、従来の銀行サービスに加え、資産運用分野でも事業基盤を拡大し、急成長するGIFTシティーの金融エコシステムでのプレゼンスを強化する方針だ。

(注)株式・債券などの伝統的資産とは異なるリスク・リターン特性を持つ資産を指す。

(野本直希)

(インド、英国)

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