シンガポールでシンガポール・ベトナム戦略対話が初開催

(シンガポール、ベトナム)

シンガポール発

2026年08月31日

ベトナム共産党中央委員会書記局常務のチャン・カム・トゥ氏は8月24~25日、シンガポール・ベトナム戦略対話(SVSD)に出席のため、シンガポールを訪問した。

SVSDは、両国の関係が2025年3月に「包括的戦略パートナーシップ」に格上げされたことを踏まえ、2国間協議を行うために新設された枠組みだ。初会合となった今回は、トゥ書記局常務と、シンガポールのチャン・チュンシン公共サービス調整相兼公共サービス担当相兼国防相が共同議長を務めるかたちで実施された。両国はガバナンスや公共行政に関する意見交換を行ったほか、急速な技術革新が進む中での協力の在り方について議論。人材開発、教育・人的交流、科学技術、連結性(コネクティビティー)、デジタル・ガバナンスなど各分野における連携拡大を目指すことでも合意した。

ベトナムからはトゥ書記局常務のほか、ベトナム共産党のグエン・ズイ・ゴック中央組織委員長とグエン・タイン・ギ中央政策戦略委員長、ホーチミン国家政治学院のドアン・ミン・フアン院長、レ・ホアイ・チュン外相、ブー・ハイ・クアン科学技術相も本会合に出席。シンガポールからはチャン国防相のほか、ビビアン・バラクリシュナン外相、ジョセフィン・テオ・デジタル開発・情報相、ジャニル・プトゥチアリー上級国務相(教育、環境持続担当)、デズモンド・チュー国務相(国防担当)が参加した。

なお、チャン国防相とトゥ書記局常務は、両国の外務省間で締結された「ベトナム共産党幹部向け視察研修プログラム・幹部教育プログラムに関する協定」と、「シンガポール・ベトナム技術連結戦略に関する共同声明」の文書交換にも立ち会った。シンガポール外務省によると、同国政府が実施する新興国に対する技術協力事業「シンガポール協力プログラム(SCP)」においてベトナムは最大の支援先であり、人材育成に係る交流が活発に行われている。

(広木拓)

(シンガポール、ベトナム)

ビジネス短信 f3279beb232bbbea