小馬智行とウーバー、欧州で2,000台超のロボタクシー展開へ
(中国、欧州)
広州発
2026年08月25日
自動運転大手の小馬智行(ポニー・エーアイ)は8月14日、米国大手ライドシェアのウーバー・テクノロジーズ(以下、ウーバー)との協業を拡大し、欧州で2,000台超規模の無人自動運転車「ロボタクシー(Robotaxi)」サービスを展開する計画を発表した。
協業では、自動運転技術、配車プラットフォーム、車両運行管理を組み合わせた事業モデルを採用し、ロボタクシーサービスの商業展開に向けた基盤を一段と強化する。具体的には、小馬智行はL4(注)の自動運転技術に加え、中国における大規模運行で蓄積した運営ノウハウや利用者向けサービスの知見を提供する。一方、ウーバーは予約、決済、カスタマーサポート機能などを備えた配車プラットフォームを提供する。日常的な車両運行や管理については、市場ごとに選定される現地パートナーが担当する可能性があるとしている。
ウーバーとの協力関係は、2025年5月に両社が小馬智行のロボタクシーを海外市場においてウーバーのプラットフォームへ導入する計画を初めて発表したことに始まる。2026年には、両社はクロアチアのモビリティー企業Verneと連携し、同国首都ザグレブで欧州初となる商用ロボタクシーサービスを開始した。今回の提携は、既存のザグレブでのサービスを基盤として、さらに欧州の4都市へ展開を拡大するもの。これには、中東地域へのロボタクシー導入計画も含まれている。
8月18日に公表された小馬智行の2026年中間財務報告によると、2026年第2四半期(4~6月)の売上高は前年同期比68.8%増の2億4,580万元(約58億9,920万円、1元=約24円)となった。このうち、ロボタクシー事業売上高は約7.9倍の8,190万元と大幅に増加したほか、自動運転トラックサービスの売り上げ増も寄与したとしている。売上総利益は83.4%増の4,310万元になった一方、営業損失は7.3%増の4億4,610万元となった。
(注)中国工業情報化部による「汽車駕駛自動化分級(自動車運転自動化分類)」の国家標準で、自動運転レベルの1つ。L0からL5まで6段階あり、L4は高度自動運転と定義されている。
(黄子珊)
(中国、欧州)
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