上半期の農林水産物・食品輸出額は過去最高の8,977億円

(日本、世界)

農林水産食品部市場開拓課

2026年08月07日

日本の農林水産省は8月4日、財務省貿易統計に基づく「2026年6月農林水産物・食品の輸出額(確報値)」を発表した。2026年上半期(1~6月累計)の農林水産物・食品の輸出額は、少額貨物を含め前年同期比10.9%増の8,977億円となり、上半期として過去最高を更新した。

上位の輸出先国・地域としては、1位が米国(1,626億円、15.3%増)、2位が香港(1,100億円、3.0%増)、3位が中国(940億円、4.3%増)、4位が台湾(882億円、9.5%増)となった。輸出額増加の要因には、日本食への関心の高まり、インバウンドによる日本食・日本産品の認知度向上、健康志向の高まりなどを背景とした、既存商流における取扱量の拡大や新規商流の獲得などがある。

品目別にみると、輸出重点品目のうち、緑茶が前年同期比220億円増となり最大の増加品目となった。同省は輸出増加の要因として、欧米やASEANで健康志向や日本食への関心が高まる中、ラテやスイーツなどの原料として利用される抹茶を含む粉末状茶の需要拡大が輸出を押し上げたと指摘している。次いで、主に北米や韓国向けに輸出が伸びたブリが178億円増となったほか、ソース混合調味料(51億円増)などの輸出拡大も全体の輸出額増加に寄与した。

国・地域別では、米国向けが引き続き輸出全体を牽引した。また、ベトナムではホタテ貝やサバ、韓国ではビールやブリなどの輸出が拡大した。中国についても、アルコール飲料や丸太、清涼飲料水などの輸出増加がみられた。

なお、6月単月の輸出額は前年同月比6.8%増の1,471億円だった。輸出先の上位は、米国(264億円、前年同月比4.7%増)、香港(226億円、2.7%増)、中国(164億円、9.3%増)、台湾(139億円、8.6%増)だった(注)。

(注)詳細な輸出実績については農林水産省「分野別分類/農林水産物の輸出入外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を参照。

(庄田幸生)

(日本、世界)

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