バングラデシュで新大統領が就任、ラフマン政権発足後初の内閣改造も実施
(バングラデシュ)
ダッカ発
2026年08月24日
バングラデシュ国会で8月20日、大統領選挙が実施され、与党バングラデシュ民族主義党(BNP)のミルザ・ファクルル・イスラム・アラムギル氏が255票を獲得し、オリ・アフメド氏(88票)を破って第23代大統領に選出された。オリ氏は、ジャマティ・イスラミ党(JI)が率いる11党連合の候補として立候補していた。複数候補による大統領選挙は1991年以来35年ぶりで、アラムギル氏は翌21日に就任宣誓を行い、正式に大統領に就任した。同国では7月24日、モハンマド・シャハブッディン前大統領が健康上の理由により辞任し、それ以降、ハフィズ・ウッディン・アーメド国会議長が大統領職を代行していた。
新大統領のアラムギル氏は就任前、BNP幹事長と地方自治・農村開発・協同組合相を務めていたが、8月13日にBNP幹事長を辞任した。アラムギル氏の大統領選出後の8月20日、BNPはルフル・コビール・リズビ氏を幹事長代行に任命した。リズビ氏はそれまで上級共同幹事長を務め、8月15日にBNP中央常任委員会入りしていた。正式な幹事長の選出時期は現時点で決まっておらず、次回のBNP全国大会で決定される見通しだ。
また、タリク・ラフマン首相は8月21日、2026年2月の政権発足後初となる大規模な内閣改造を実施し、4人の大臣(Minister)と2人の副大臣(State Minister)が就任した。アブドゥル・モイーン・カーン氏(BNP中央常任委員、国会議員、元科学・情報通信技術相)は地方自治・農村開発・協同組合相に就任。サチン・プルー・ジェリー国会議員はチッタゴン丘陵問題相に、バングラデシュ・ジャティヤ党(BJP)党首で国会議員のアンダリーブ・ラフマン・パルト氏は情報・放送相に就任した。これまで民間航空・観光副大臣だったM・ラシドゥザマン・ミラット氏は民間航空・観光相に昇格した。
外交担当首相顧問(副大臣級)だったフマユン・コビール氏は外務副大臣、シャミム・カイザー・リンカーン国会議員は新たに宗教担当副大臣に就任した。このほか、アフロザ・カナム・リタ氏が民間航空・観光相から食料相へ横滑り。ザヒル・ウディン・スワパン氏は情報・放送相から情報・放送担当首相顧問(大臣級)へ就任した。
今回の一連の人事は、7月の大統領辞任を契機に、BNPの党執行部および閣僚ポストまで再編するものとなった。新体制下での国家運営が注目される。
(片岡一生)
(バングラデシュ)
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