江蘇省交通運輸庁、「AI+交通運輸」実施プランを発表
(中国)
上海発
2026年08月06日
中国の江蘇省交通運輸庁は7月23日、「人工知能(AI)+交通運輸」実施プランを発表した。交通運輸分野でAIの大規模活用を進めることを目的としている。2027年までに、典型的なAI応用場面100件、交通運輸業界特化型AIモデル20件、業界向けに信頼性の高いデータスペース1件を構築する目標を掲げた。また、2030年までに、個別分野での導入からより広範な展開に移行し、新たな産業や業態を育成するほか、AIガバナンス体系を整備し、「AI+交通運輸」の質の高い発展に向けたモデル区の形成を目指す。
同プランでは、交通運輸の計画、建設、管理、維持管理、輸送、サービスの全過程へのAI導入を進める。具体的には、交通ルートの計画、道路の施工・工事管理、安全リスクの予測・警告、重点輸送プロセスの監督管理、交通法執行での活用を進める。また、交通インフラの維持管理では、損傷や劣化の検出、データ分析、対応策の作成までを一体化したスマートシステムを構築する。さらに、交通渋滞対策、旅客・貨物輸送の効率化、交通運輸に関わる行政手続きやサービスの改善にも取り組むという。
江蘇省の発表に先立ち、中国交通運輸部は6月25日に、「AI+交通運輸」の典型応用場面に関するイノベーション・アクションプランを発表した。同プランでは、スマート運転、スマート道路、スマート水運、スマート安全監督など10分野で、100件超の試行事業を実施し、1,000以上の企業・機関などの参画を促すとしている。2030年までに、高い価値が見込まれる応用シーンでの実証・導入を進め、高水準のAIモデルを形成し、新たなインフラ、技術設備、サービスモデル・産業形態を創出する方針だ。
地方でも、関連施策の発表が相次いでいる。山東省交通運輸庁は6月23日、10分野で100件の応用場面を創出し、1,000以上の企業・機関などの参画を目指す「十百千」事業の公募を開始した。また、内モンゴル自治区交通運輸庁も同日、実施プランを発表し、デジタル基盤、スマート建設・維持管理、輸送サービス、業界管理、スマート空港、スマート郵便・宅配の6分野で16項目の重点任務を定めた。
(楊敬媛)
(中国)
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