VW安徽、10万台目のスマートEVがラインオフ、中国発の開発・生産体制を強化
(中国)
上海発
2026年08月24日
ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループの中国新エネルギー車(NEV)事業専業の合弁会社である大衆汽車(安徽)(VW安徽、注)は8月18日、安徽省合肥市の工場で10万台目となるスマートEV(電気自動車)のラインオフ(組み立て完了、商品化)式典を開催した。記念車両は中大型スポーツ用多目的車(SUV)「与衆08」で、政府、パートナー企業、メディアなどから約200人が出席した。
VW安徽は、VWグループ初の中国NEV事業専業の合弁会社で、合肥市に研究開発、テスト、生産、販売・サービス機能を集約している。式典で同社の康明福最高経営責任者(CEO)は、10万台達成は重要な節目で、今後の発展に向けた新たな出発点になると述べた。
同社は、2024年に電動SUV「CUPRA Tavascan」の輸出を開始して以降、中国市場向けの製品ラインアップを拡充している。2026年上半期に、「与衆06」「与衆07」「与衆08」の3車種を発売し、現在は「CUPRA Tavascan」を含む4車種を展開している。7月には、新型車「与衆09」の工業情報化部への新車届け出申請を完了し、2026年内の発売を予定しているとした。
製品開発では、中国市場向けの現地化を進めているという。「与衆08」はVWグループと小鵬汽車(Xpeng)が共同開発したモデルであり、「与衆06」「与衆07」には両社が開発した電子電気アーキテクチャー「CEA」(China Electrical Architecture)を採用した。運転支援システムやスマートコックピットなど、中国市場の需要を踏まえた機能を搭載している。
また、海外輸出も並行して進める方針を示している。合肥市は、安徽江淮汽車集団(JAC)、比亜迪(BYD)、蔚来汽車(NIO)、国軒高科(ゴーション・ハイテク)などが集積し、電池から完成車まで産業チェーンが形成されている。同社は、この産業基盤を活用し、VWグループのグローバル生産ネットワークを支えている(「新華社」8月18日)。
(注)2017年設立。VWグループとJACの合弁会社で、VWグループが75%を出資。
(龐婷婷)
(中国)
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