上半期の貿易、輸出入ともに大幅増
(ペルー)
調査部米州課
2026年08月20日
ペルー通商観光省は8月6日、上半期(1~6月)の貿易統計を発表した。それによると、輸出は前年同期比34.0%増の540億4,900万ドルで、輸入は20.0%増の326億4,200万ドルとなり、輸出入ともに大幅に増加した。国際収支ベースの貿易収支は214億700万ドルの黒字となり、黒字幅も大きく拡大した。
輸出を品目別にみると、構成比7割超を占める鉱産物が前年同期比49.7%増と大幅増を記録した(添付資料表1参照)。銅(42.8%増)や金(59.2%増)の輸出増の影響が大きいが、これは国際価格の上昇や輸出量の増加による。一方で、「伝統産品」の水産品は11.3%減となった。これは、カタクチイワシ漁の漁獲枠の減少や漁の一時停止や操業制限などにより、漁獲量が減少したことが一因となっている。
輸入を品目別にみると、自動車の輸入が前年同期比60.0%増と大きく増加している(添付資料表2参照)。上半期のペルーの新車販売台数は40.6%増を記録しており、自動車市場が非常に活況だったことから、輸入額の大幅増加につながったといえる。
輸出を国別にみると、全体の4割弱を占める中国向け輸出が前年同期比38.7%増と大幅に伸びた(添付資料表3参照)。中国向けの主要輸出品である銅の輸出が増え、39.2%増を記録している。また、米国を抑えてインドが輸出先第2位となった。インド向けには金の輸出が3.1倍となり、総輸出額も3.1倍に増加した。
輸入を国別にみると、最大の輸入相手国は全体の3割超を占める中国で、前年同期比28.5%増と輸出と同じく大きく伸びた。主な輸入品は携帯電話などの情報通信機器で38.6%増を記録している。第2位は米国で、軽油などの燃料や自動車の輸入の増加で、21.4%増を記録した。
(佐藤輝美)
(ペルー)
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