ベネズエラで文化相が交代、相次ぐ閣僚交代でマドゥーロ前政権からの刷新進む

(ベネズエラ)

カラカス発

2026年08月13日

ベネズエラのデルシー・ロドリゲス大統領代行は8月4日、文化相を交代し、歴史学者のアレハンドロ・ロペス氏を新文化相に任命した。2026年1月にロドリゲス氏が大統領代行に就任して以降、これまでに18の省で大臣の交代があり、そのうち6つの省では、2回以上の交代が行われ、運輸相は3度交代した。

相次ぐ閣僚交代により、フレディ・ニャニェス前環境社会主義相、アレックス・サアブ前産業・国内商業相、リカルド・モリーナ元環境社会主義相、ホルヘ・マルケス前電気エネルギー相、エルネスト・ビジェガス元文化相、ブラディミール・パドリノ・ロペス前国防相といった、ニコラス・マドゥーロ前大統領に近い人物らが政権から離れている。閣僚以外にも、国家税関徴税統合庁(SENIAT)長官やベネズエラ石油化学公社(Pequiven)社長、電力公団(Corpoelec)社長などの要職も交代している。また、与党と野党による交渉の席で、11月には最高裁判所(TSJ)、12月には国家選挙管理委員会(CNE)がそれぞれ刷新されることが発表された。

中でもロペス前国防相の退任は、再編における最も象徴的な出来事の1つだった。彼は10年以上にわたり国防相を務め、軍におけるチャベス主義の主要な支柱の1人であった。後任にはグスタボ・ゴンサレス・ロペス氏が就任しており、これは長年にわたる軍上層部の刷新を意味するものと報じられている。また、アレックス・サアブ前産業・国内商業相は資金洗浄の疑いで米国へ身柄を引き渡されている。

相次ぐ閣僚交代について、政治アナリストのべニーニョ・アラルコン氏は「人事刷新はロドリゲス大統領代行が時間を稼ぎ、より長く権力の座にとどまるための動きだ」と指摘している。

なお、マドゥーロ前政権時代からの内部の一定の均衡を維持するため、ディオスダド・カベージョ内務法務平和相、エクトル・ロドリゲス教育相、リカルド・メネンデス企画担当副大統領兼企画相といったマドゥーロ前政権の主要閣僚らは依然として留任している。一部の閣僚交代は、別の省への異動であり、マドゥーロ前政権時代の閣僚のうち16人は、引き続きその職にとどまっている。

(マガリ・ヨネクラ)

(ベネズエラ)

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