米テキサス州で日本の調味料を紹介、店頭プロモーションから「うま味」を米国の日常へ
(米国、日本)
ヒューストン発
2026年08月17日
米国テキサス州ヒューストン近郊のスーパーマーケットH-E-Bで8月9日、日本の家庭料理を海外に発信する山田萌氏(Kimono Mom)による調味料「UMAMI SAUCE」の試食販売が行われた。
山田氏は、米国で食品事業を長く展開する食品メーカーのSan-J(注)とも連携し、UMAMI SAUCEを「日本の家庭料理を手軽に再現できる調味料」として米国市場で展開している。米国東海岸、ハワイ州、カリフォルニア州などの全米各地の小売店を巡るプロモーションツアーを実施しており、最終訪問地となったテキサス州では、同州を代表するスーパーマーケットであるH-E-Bの店頭に立った。
販売ブースの様子と全米ロードトリップボード(ともにジェトロ撮影)
今回のプロモーションの特徴は、単に「日本の調味料」として商品を棚に並べるのではなく、米国の消費者に対し、家庭での日常的な使い方を実際の料理を通じて提案している点にある。店頭で調理実演や試食を行い、食材や調味料の使い方を消費者に提供した。この日のプロモーション開始時には、試食や購入を待つ来店客の列ができた。その後も多くの買い物客が足を止め、料理を試食したうえで、商品の特徴や使い方について質問する様子がみられた。
商品を使った試食サンプルの提供の様子と配布されたイベント用チラシ(ともにジェトロ撮影)
日本食品を米国で販売する際には、「日本で長く親しまれている」「伝統的な製法で作られている」といった背景も重要だ。一方で、初めて商品を見る米国の消費者に対しては、「どのような商品か」「普段の料理にどう使えるか」といった、より身近な疑問に答えることも重要になる。例えばUMAMI SAUCEは、温かいご飯にかける使い方に加え、炒め物や肉料理、麺料理、マリネなど、自宅で簡単に調理できる幅広い用途とともに紹介している。
広大な米国市場においても、1つの売り場や1回の試食が、商品との出会いを生み出すきっかけとなる。米系商流で新たな市場開拓を進める上では、商品のラベル表示や家庭での使用方法を含め、その商品の魅力を現地でいかに効果的に伝えるかが重要となる。
(注)1804年創業の三重県の醤油(しょうゆ)・味噌(みそ)メーカーであるサンジルシ醸造をルーツとし、米国でたまり醤油を中心に展開する食品メーカー。
(早坂直樹)
(米国、日本)
ビジネス短信 908bc0dc24cab2f9





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