湖南省、売上高1,000億元超の企業の競争力強化など目指す行動プランを発表
(中国)
武漢発
2026年08月14日
中国・湖南省政府弁公庁は7月28日、「『千・百・十』企業育成行動実施プラン(2026~2028年)」を発表した。同プランは、同省の工業分野で、売上高1,000億元(約2兆4,000億円、1元=約24円)超の既存企業群の競争力強化と質的向上を図るとともに、売上高100億元超の企業群の拡大を加速し、売上高10億元超の企業群を育成・蓄積することで、段階的な企業育成体制を構築するもの。具体的な目標としては、2028年までに、売上高1,000億元超の企業8社、100億元超の企業60社(1,000億元超の企業を含む)、10億元超の企業400社(100億元超の企業を含む)の育成を目指し、これにより、単一分野のチャンピオン企業や「専精特新」中小企業(注1)を数多く育成する。
企業の育成に関しては、省レベルでは1,000億元規模の企業に重点を置き、市・州、県・市・区レベルでは100億元規模、10億元規模の企業に注力する。実力のある企業、波及効果が顕著な中核企業、ニッチな分野に深く根差し、高い成長性を持つ企業を的確に洗い出し、レベル別に企業育成データベースを構築する。
また、的を絞った企業誘致を強化する。秩序ある産業移転の受け入れを支援し、「3つの500強」(世界500強、中国企業500強、中国民間企業500強)、中央企業、産業を牽引する企業、および隠れたチャンピオン企業と呼ばれる外資系企業に個別アプローチを強化し、重点的に誘致。産業チェーンの重要分野に焦点を当てて外資プロジェクトを呼び込む。
なお、湖南省政府は6月5日、2025年湖南省製造業企業100強リストを発表している。このリストによると、売上高1,000億元を超える製造業企業は3社、売上高100億元を超える製造業企業(1,000億元を超える企業を含む)は29社だった(注2)。
(注1)専門化、精細化、特色化、新規化の4点で優れた特徴を有する有力中小企業。
(注2)中国国家統計局の産業分類では、工業には、製造業のほかに、鉱業、電力・熱力・ガス・水の生産・供給業が含まれる。したがって、同プランで示された工業分野の目標社数と、製造業企業100強リストの社数は、単純比較はできない。
(高橋大輔)
(中国)
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