上半期の新車販売台数は前年同期比2.6%増と好調、通年予測を80万台に上方修正

(マレーシア)

クアラルンプール発

2026年08月13日

マレーシア自動車協会(MAA)が7月28日に発表したデータによると、2026年上半期(1~6月)の新車販売台数は前年同期比2.6%増の38万5,353台だった。内訳は、乗用車が3.7%増の36万1,635台となった一方、商用車は11.2%減の2万3,718台と減少が続いた(添付資料表1参照)。生産台数は前年同期比1.2%増の35万6,946台だった(添付資料表2参照)。

MAAは、販売増加の背景として、スポーツ用多目的車(SUV)の需要拡大や電動車販売の伸長を挙げた。特に、国民車メーカーのプロトンが展開する電気自動車(EV)ブランド「e.MAS(イーマス)」の販売が好調だった。一方、商用車については、2024年6月に実施されたディーゼル補助金合理化の影響が続き、ピックアップトラックを中心に販売が低迷した。

上半期の販売台数をメーカー別にみると、首位はプロドゥアで、前年同期比4.7%減の15万8,295台と前年を下回ったものの、市場シェアは41.1%を維持した。2位はプロトンで、好調なEV販売を追い風に40.5%増の9万8,009台へと大幅に伸長した。2社を合わせた国民車の販売台数は25万6,304台となり、市場シェアは66.5%に拡大した(添付資料表3、図参照)。

一方、外資系メーカーによる販売台数は前年同期比7.6%減とメーカー間で明暗が分かれた。日系では、トヨタが18.0%減の3万6,296台で3位、ホンダが23.2%減の2万5,929台で4位となり、いずれも2桁減だった。一方、マツダは2025年11月に投入した新型の「Mazda 3」が好調で、前年比44.5%増の5,709台に増加した。中国系では、奇瑞汽車(チェリー)傘下のJAECOO(ジェイクー)が販売台数を減らしたものの5位を維持した。BYDやチェリーは販売台数を伸ばしたが、シェアは横ばいとなっている(添付資料表3参照)。

上半期の販売実績が想定を上回ったことを受け、MAAは2026年通年の総販売台数予測を年初の79万台から80万台へ上方修正した。SUVや電動車の新モデル投入に加え、年末商戦に向けた各社の販促活動が需要を下支えすると見込む。また、電動車(BEV・HEV)販売台数予測も従来の10万台から12万台へ引き上げた。総販売台数予測に占める割合は15%と、2025年実績の約8%から大きく拡大する見通しだ。MAAは、国内経済が底堅く推移し、消費者需要も引き続き堅調であることから、自動車市場は年間を通じて安定成長が期待されるとした。

(ニサ・モハマド)

(マレーシア)

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