米若年層でAI利用拡大への期待より懸念が増加、シンクタンク調査
(米国)
調査部米州課
2026年08月21日
米国のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センター(PRC)は8月18日、人工知能(AI)利用に対する米国人の認識に関する調査結果(注1)を発表
した。AIの利用拡大について「期待よりも懸念の方が大きい」の割合が52%と、2021年調査時(37%)から上昇した。年代別では、全ての層で2023年調査時に懸念が高まったが、18~29歳の若年層は2024年調査時の39%から今回55%と懸念が急速に高まり、30歳以上の層と同水準になった。
「懸念よりも期待の方が大きい」とする割合は、2021年の18%から低下し、今回9%だった。「期待と懸念が半々」とする割合も2021年の45%から今回37%に低下した。
米成人の71%が今後20年間でAIによって米国の「雇用が減少する」と回答し、2024年調査時(64%)から増加した。AIによって「雇用が増加する」と考える人はわずか5%で、10%は「大きな変化はない」と回答した。
年代別では、65歳以上では「雇用が減少する」の割合が63%にとどまったが、65歳未満の年代では全て7割を超えた(18~29歳:73%、30~49歳:74%、50~64歳:72%)。
若年層はより活発にAIを活用
AP通信とシカゴ大学全米世論調査センター(NORC)が7月に実施した世論調査
(注2)によれば、AIは次のような項目で活用されていることがわかった。また、若年層(18~29歳)をみれば、全ての項目で全体を大きく超え、より活発に利用していることがわかった。
- 情報収集(全体60%、若年層74%)
- アイデア探し(40%、62%)
- 業務利用(37%、52%)
- Eメール文面作成(34%、50%)
- 画像の作成や編集(33%、47%)
- 娯楽(30%、44%)
- ショッピング(26%、40%)
- 話し相手(16%、25%)
(注1)実施時期は2026年6月22~28日。対象者は全米の成人3,488人。
(注2)実施時期は2026年7月10~14日。対象者は全米の成人1,437人。
(松岡智恵子)
(米国)
ビジネス短信 77befea6438e16dc





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