2026年上半期は貿易赤字が拡大
(コロンビア)
ボゴタ発
2026年08月25日
コロンビア国家統計局(DANE)は8月4日に2026年上半期(1~6月)の輸出額、19日に同輸入額を発表した。それによると、2026年上半期の輸出額は前年同期比14.2%増の278億4,400万ドル、輸入額は13.6%増の380億7,600万ドルだった(添付資料表1参照)。貿易収支(国際収支ベース、注)は81億9,865万ドルの赤字となり、前年同期の72億6,110万ドルの赤字より増加した。
上半期の輸出額を品目別にみると、鉱物性燃料・非鉄金属などは113億1,340万ドルで前年同期比18.6%増となった。これは主に石油・石油派生品(19.3%増)、石炭・コークスなど(2.5%増)によるもの。一方、農林水産物・食品・飲料は74億2,510万ドルで2.7%減となった。減少が目立ったのは、未焙煎(ばいせん)コーヒー(カフェイン除去処理の有無を問わない)(11.6%減)、切り花および切り葉(5.0%減)だった。工業品は51億2,000万ドルで1.6%減となり、うち主として材質(プラスチック、ゴム、木材、繊維、金属など)により分類される製造品(15.0%減)が大きく減少した。そのほかの項目として、金(マネタリーゴールドを除く)が98.6%増の39億7,700万ドルとなった。
主要国・地域別にみると、最大の輸出先は米国で、輸出額は前年同期比6.6%増の78億9,200万ドルだった(添付資料表2参照)。同国向けの輸出の約3割を占める鉱物性燃料が8.6%増となった。次いでパナマ(24億1,300万ドル、36.3%増)、インド(15億5,000万ドル、73.0%増)となった。インドの輸出増に大きく寄与したのは鉱物性燃料(60.2%増)だった。
輸入を品目別にみると、輸入額の7割以上を占める工業品は285億9,500万ドルで、前年同期比15.2%増となった。うち道路車両(ホバークラフトを含む)は58.7%増の52億400万ドルだった。農林水産物・食品・飲料は54億5,300万ドルで10.0%増、鉱物性燃料・非鉄金属は39億8,100万ドルで7.2%増となった。
主要国・地域別にみると、中国からの輸入が最大となり、前年同期比23.3%増の108億3,700万ドルだった。特に乗用車などの人員輸送用自動車(4.2倍)、ノートパソコン(51.8%増)が大きく増加した。次いで、米国(87億3,900万ドル、5.9%増)、ブラジル(19億4,600万ドル、19.9%増)からの輸入が増えた。
全国貿易協会(Analdex)のハビエル・ディアス会長は「コロンビア・ペソ高により輸入品が国内製品に対して優勢であり、市場から国内製品を押しのけている状況がみられる」と述べ、輸出部門の競争力を維持するためには、為替ヘッジの活用やコスト削減が必要であると強調した。
(注)国際収支では、輸出入ともFOBベースで計算。通関ベースの貿易収支(輸出がFOB、輸入がCIF)では、同期間では102億3,200万ドルの赤字となる。
(木村香菜)
(コロンビア)
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