アマゾンジャパンと国際知的財産保護フォーラム、模倣品対策の会合開催

(日本)

知的資産部知的財産課

2026年08月04日

ジェトロが事務局を務める国際知的財産保護フォーラム(IIPPF)は7月10日、特許庁から受託する模倣品対策事業の一環として「IIPPFインターネットプロジェクトチーム(PJ)・第6回アマゾンワーキンググループ(WG)会合」を開催した。

IIPPFインターネットPJ(注)は、海外電子商取引(EC)事業者との定期的な意見交換を実施しており、アマゾンジャパン(以下、「アマゾン」)とは2017年以降、模倣品対策に関するセミナーや意見交換会を継続して開催している。今回の会合では「アマゾンブランドプロテクションセミナー2026―アマゾンの近年の活動やシステムアップデートについて―」を開催した後、アマゾンとIIPPFインターネットPJメンバーとの意見交換を行った。

セミナーには会場とオンライン合わせて350人以上が参加した。アマゾンは、ブランド権利者向けの無料プログラム「Amazonブランド登録(ABR)」について、操作画面を用いた利用方法の説明とともに、利用企業の知見と経験に基づくベストプラクティスを紹介した。また、最近のシステムアップデートとして、複数の共同ブランド関係を一元的に管理できる「共同ブランド関係の管理」機能や、アマゾンストアにおけるブランド保護の状況を可視化し、さらなる保護強化のためにとるべき対応を確認できる「スポットライト」など、ブランド管理者からのフィードバックを反映した新機能を紹介した。

意見交換会にはIIPPFインターネットPJメンバー企業から35人が参加した。参加企業からは、自社の課題に加え、他社の課題に対するアマゾンの対応を知ることができた点で役に立ったといった声が寄せられた。また、アマゾンの模倣品犯罪対策チーム(CCU)と協力し、訴訟や摘発につながる活動に取り組んだブランド権利者による事例紹介も行われた。

アマゾン担当者は、「模倣品対策の取り組みに関して、あらゆる面から意見が寄せられたことをうれしく思う。寄せられた意見は米国本社とも共有し、今後のサービス改善に生かしたい」と述べた。

本会合幹事を務めた企業担当者は、「WG会合も第6回となり、継続することでブランドオーナーとアマゾンの相互理解が深まった。悪質出品者への積極的な対策や、ABRシステムの改善提案など、消費者保護に資するような交流を今後も継続していきたい」とコメントした。

アマゾンとIIPPFインターネットPJは2026年度中にも再度意見交換会を開催し、ブランド保護および模倣品対策のための協力をさらに強化していく予定である。

(注)IIPPFインターネットPJでは、定例の会合によるメンバー間での情報交換、国内外のEC事業者との双方向の意見交換などにより、オンライン上の模倣品・権利侵害対策に取り組んでいる。

(迫佳沙音)

(日本)

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