三菱倉庫がチェンナイで開所式開催、インドで事業展開本格化
(インド)
チェンナイ発
2026年08月18日
三菱倉庫グループのインド三菱倉庫(Mitsubishi Logistics India)の開所式が、8月6日に南部チェンナイで開催された。同社は2025年4月に現地法人を設立しており、従前の代理店で取り扱っていた業務の引き継ぎを終えたタイミングで開所式を開催した。今後は、自身の法人でインドにて物流事業の拡大を図る。式典には、髙橋宗生在チェンナイ日本総領事のほか、三菱グループ企業や日系企業の取引先、協力会社などの関係者が出席した。
開所式の様子(ジェトロ撮影)
冒頭、三菱倉庫の安部洋介執行役員・グローバルアカウント営業部長は、同社が2007年にデリー駐在員事務所を開設し、インド市場に取り組んできた経緯を説明した。その上で、2025年4月にチェンナイに現地法人を設立し、同年9月から営業を開始したことを紹介し、「今後もインド経済の成長とともに、当社のインド事業を発展させていきたい」と述べた。
髙橋総領事は、今回の開所を「三菱倉庫の新たな船出」と表現し、また、自動車産業が集積するチェンナイ地域の重要性やインド経済の成長見通しに触れ、「総領事館としても同社のインド事業を支援していきたい」と述べた。さらに、同社の事業が雇用創出や技術移転、地域経済の発展につながることへの期待を示した。
式典の最後にあいさつしたインド三菱倉庫の福澤良平社長は、三菱倉庫が1887年の創業以来、日本の物流インフラを支えてきたことを紹介した上で、「物流事業の本質は、人々の日常や企業活動を止めることなく支え続けることにある」と強調した。また、インドでの事業展開は顧客やパートナー企業との信頼関係によって成り立っているとし、「ともに新しい未来を築いていきたい」と述べた。
あいさつするインド三菱倉庫の福澤良平社長(同社提供)
インド三菱倉庫は、南インドで拡大する物流需要やサプライチェーン強靱(きょうじん)化の動きを取り込みながら、日系企業を中心とする顧客への物流サービス提供を強化する方針だ。チェンナイは自動車をはじめとする製造業の集積地であり、同社は同地を拠点としてインド事業の拡大を進めていく。
(藤井芳彦)
(インド)
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