アリババグループ傘下の大麦娯楽、フィギュア・玩具ブランド「LUCKY LOOP」を6都市に展開

(中国)

広州発

2026年08月26日

中国IT大手アリババグループ傘下のエンターテインメント企業、大麦娯楽(Damai Entertainment)は8月16日、同社の「潮玩」(注)ブランド「好運連得(LUCKY LOOP)」について、6都市で8店舗を展開する計画を発表した。同日、上海市、深セン市、広州市で第1弾となる実店舗を開業しており、今後、北京市、南京市、長沙市にも出店して、2026年内に計画を完了する予定だ。同社は、IP(知的財産)の世界観を体験でき、利用者とのつながりを生み出すオフラインの場を構築するとしている。開業当日、「HEY PENNY」「ECHOA」「ビカ(BIKA)」などのオリジナルIPおよび関連商品が披露された。

発表によると、運営チームは、潮玩業界のベテランで構成され、IPの開発・運営、サプライチェーン管理、プロモーション、海外事業などの経験を有するという。また、世界各地の200人を超えるデザイナーとのネットワークを構築しており、その作風は中国発のトレンドデザイン、癒やし系、抽象芸術、トレンドイラストなど、多岐にわたる。さらに、200件超のオリジナルIPを調査・蓄積している。現在、契約または商品化を進めているIPは20件を超える。

同ブランドの事業責任者は、潮玩業界には、商品形態、体験、異業種との融合などの面で、依然として大きな成長余地があるとした上で、既存の手法を踏襲せず、新たな商品形態や利用者との関わり方、IPを活用した場を通じて、IPの表現の幅を広げる方針を示した。

大麦娯楽は映画、ライブ・舞台公演、ドラマ制作、芸能マネジメント、チケット販売、IPライセンス事業などを展開している。同社が7月21日に公表した「2025~2026年度報告」によると、同社傘下でIPライセンス管理や商業化を手掛けるプラットフォーム「阿里魚(Alifish)」およびその他の関連事業を含むIP派生事業部門の収入は、2024~2025年度の約13億5,600万元から60%増の約21億7,000万元(約520億8,000万円、1元=約24円)となった。また、阿里魚はIP権利者と連携し、日本で人気のキャラクター「ちいかわ」を扱う旗艦店や期間限定店舗を複数開設したほか、上海市、成都市、広州市、三亜市など6都市で「ちいかわ」の期間限定イベントを開催した。

(注)「潮玩」は、トレンドトイやアートトイ、コレクション性やデザイン性の高いフィギュアやミニチュアなどの商品を指す。

(黄子珊)

(中国)

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