ケニアの公的債務残高、初めて13兆ケニア・シリング超え
(ケニア)
ナイロビ発
2026年08月20日
ケニアの公的債務残高が初めて13兆ケニア・シリング(約1,000億ドル)を超えた。8月14日に発表されたケニア中央銀行(CBK)のデータによると、2026年6月時点の公的債務(政府保証債務を含む、暫定値)は13兆119億ケニア・シリング(約15兆8,745億円、1シリング=約1.22円)に達した。主因は国内借り入れの増加で、国内債務残高は約7兆3,272億シリング、対外債務残高は約5兆6,847億シリングとなった。ウィリアム・ルト政権がスタートした2022年9月と比べると、国内債務残高が67.8%増、対外債務残高が31.1%増で、全体で49.5%増となった。
ケニア政府は財政赤字の補填やインフラ整備、既存債務の借り換えを目的に借り入れを継続している。一方で、財務省の年次債務管理報告書によると、2024/2025年度(2024年7月~2025年6月)の債務返済額は約1兆7,222億シリングに達し、経常歳入の約71.2%を占めた。
また、国内金融機関による国債保有が拡大しており、民間企業向け融資を圧迫する「クラウディングアウト(Crowding Out)」のリスクを指摘する声もある。政府は国債の買い戻しや借り換えなどの債務管理策を進めているが、債務の持続可能性確保が引き続き重要な政策課題となっている。
(佐藤丈治)
(ケニア)
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