日本文化イベント「HYPER JAPAN」開催、魅せる機会で広がる日本発コンテンツ
(英国、日本)
ロンドン発
2026年08月05日
英国最大級の日本文化イベント「HYPER JAPAN Festival 2026
」が7月24~26日、ロンドンで開催された。食やアニメ、ゲーム、音楽、ファッションなど最新の日本の魅力を発信するイベントで、主催のクロスメディアによると、出展企業は590社にのぼり、3日間で5万700人が来場した。
会場の様子(ジェトロ撮影)
会場では、おにぎりやどら焼きなどの食品やアニメ関連グッズの販売に加え、茶道や日本の伝統的な修復技法の金継ぎなどの日本文化を体験できるワークショップも開催され、多くのプログラムが完売するなど盛況を見せた。食品では、抹茶やユズを使用した商品が人気を集め、イベント終了前に売り切れる商品も見られた。ジェトロは、来場者が日本のインディーゲームを体験できる試遊エリアを出展した(2026年7月23日付「お知らせ・記者発表」)。
会期中、特に大きな盛り上がりを見せたのは、メインステージで行われた日本アーティストによるパフォーマンスだ。ダンスグループのアバンギャルディが英国初となるパフォーマンスを披露したほか、アニメ『【推しの子】』の主題歌を手掛ける女王蜂が人気曲を披露し、会場からは大きな歓声が上がった。
日本政府は、2033年までに日本のコンテンツ産業の海外売上高を20兆円とする目標を掲げている。音楽を中心とした日本コンテンツの海外需要を獲得し定着させる上で、イベントでのパフォーマンスは効果的な手段だ。また、アニメソングに限らず、1970年代に日本で流行したシティポップなど日本の多様な音楽が英国で支持されており、こうした多様性は海外市場へ展開する上で幅広い層に訴求できる強みとなっている。そのため、コンテンツ業界関係者の間では、今回のHyper Japanのように日本のアーティストが海外でパフォーマンスを披露する機会への期待が高まっている。こうした機会を通じて形成されるファンダムは、関連商品や関連作品への需要拡大といった波及効果も期待される。
(荒川伶奈)
(英国、日本)
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