インド北東部トリプラ州で州政府が投資促進イベント開催
(インド)
ニューデリー発
2026年07月22日
インド北東部に位置するトリプラ州の州都アガルタラで7月9~10日、同州政府が投資促進イベント「Destination Tripura- Business Conclave2026」を開催した。同イベントは同州への投資誘致や産業振興、雇用創出を目的として実施され、州内外の1,200以上の企業・団体から、2,000人以上が参加した。
開会式では、マニク・サハ州首相が登壇し、トリプラ州は天然ガス、天然ゴム農園、パイナップル、高品質の沈香(アガーウッド)、多種の竹、園芸作物といった多様な資源を有していると述べた。また、同州の識字率はインドで3番目に高く、技術者や熟練人材も豊富であることから、民間投資参入の機会が到来していることを強調した。イベントでは、州政府による展示ブースが設置されたほか、投資家とサハ州首相や大臣らが直接意見交換するB2Gセッションの機会も設けられた。
同イベントにあわせ、州政府と企業の間で覚書(MOU)の締結が行われた。締結されたMOU件数は約340件で、投資予定額の合計は約1兆2,130億ルピー(約2兆621億円、1ルピー=約1.7円)に達した。分野別では、産業・商業(3,000億ルピー)、電力(1,810億ルピー)、都市開発(1,574億ルピー)、IT(1,325億ルピー)、再生可能エネルギー(1,298億ルピー)、観光(1,230億ルピー)の順で金額が大きかったほか、園芸作物や竹、ゴムといった一次産業への投資案件も目立った。
トリプラ州の人口は約420万人で、日系企業の進出はほぼみられないものの、天然ゴム、竹、茶など特色のある資源で知られる。州境のうち8割以上が隣国バングラデシュに接しており、地理的にも歴史的にもバングラデシュとの結びつきが強い地域だ。国際鉄道の開通によるバングラデシュやインド・西ベンガル州との接続性の向上や、北東インドにおける物流拠点化も期待されている。
マニク・サハ州首相によるあいさつの様子(ジェトロ撮影)
(丸山春花)
(インド)
ビジネス短信 fe2505de27791fe3





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