江西省、消費のさらなる活性化に向けた措置を発表

(中国)

武漢発

2026年07月22日

中国・江西省政府は7月10日、「江西省における消費のさらなる活性化に向けた若干の措置」を発表した。同措置は、江西省政府が2025年2月19日に発表した「江西省消費活性化アクションプラン」の着実な実施を推進するとともに、消費の潜在力をさらに引き出すことなどを目的としている。

同措置は、(1)消費政策による支援のさらなる強化、(2)サービス消費の育成・拡大のさらなる推進、(3)消費業態の融合のさらなる促進、(4)消費供給のさらなる最適化、(5)農村市場における消費潜在力のさらなる掘り起こし、といった分野にわたる。

(1)については、文化・観光、スポーツ、保育サービスに関する消費クーポンを発行する。また、省級特別資金8,000万元(約19億2,000万円、1元=約24円)を活用して消費促進奨励補助政策を実施し、2026年1月1日から11月30日までに、各地方政府が独自財源で発行・償却した飲食・商品消費クーポンに対して30%を上限として補助を行う。

(2)については、中度以上の要介護状態にある高齢者が自己負担した介護サービス消費額に対して控除を行う。このうち、施設への長期入所、短期サービス、デイサービス(通所介護)の控除率は40%、在宅訪問サービスの控除率は50%とし、1人当たり月額の控除上限額は800元とする。

(3)については、2都市を選定して省レベルの現代商業流通システムパイロット事業を行う。各パイロット地点に対し、2,500万元の資金を配分する。

(4)については、旅行消費の促進として、江西省内の魅力的なドライブ旅行ルートを数本選定する。また、地域間の協調・連携を深化させ、テーマ型観光列車の定期運行を行う。

(5)については、農村電子商取引重点県を5カ所選定し各県に500万元、農村消費重点集積区を20カ所選定し、各集積区に200万元の資金を配分して支援を行う。農村の住宅関連消費の拡大、居住環境の質を向上させるため、10の県(市・区)を選定し、おのおのに500万元の資金を配分し、高品質な住宅関連製品の農村への普及を促進する。

なお、江西省の2026年1~5月の社会消費品小売総額は、前年同期比3.1%増と中国全体の伸び(1.4%増)を上回った。一方、2025年1~5月の5.4%増から伸び率は低下しており、消費の伸びには鈍化がみられる。

(高橋大輔)

(中国)

ビジネス短信 fb7542c0b91d8a40