2026年上半期の総電力消費量に占める再エネ割合、過去最高の58%に、業界団体が発表
(ドイツ)
デュッセルドルフ発
2026年07月30日
連邦エネルギー・水道事業連合会(BDEW)とバーデン・ビュルテンベルク州太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)は7月1日、2026年上半期(1~6月)のドイツの総電力消費量に占める再生可能エネルギー(再エネ)の割合と構成を発表した(プレスリリース
、ドイツ語)。
同発表によると、総電力消費量に占める再エネ比率は過去最高の58.0%(暫定値)となり、2025年通年(55.8%)の数値を上回った。
2026年上半期の総発電量は2,635億キロワット時(kWh)で、前年同期の2,534億kWhから4%増加した。そのうち、風力、太陽光、バイオマス、水力など再エネによる発電量は合計1,522億kWhとなり、前年同期比で5.6%増となった。2026年上半期の風力発電量は、風が弱い気候が多かった2025年上半期からの反動増を受け、今回の記録更新を後押しした。電源別の発電量をみると、陸上風力が529億kWh(総発電量のうち20.1%)、洋上風力が150億kWh(同5.7%)、太陽光が524億kWh(同19.9%)、バイオマスが219億kWh(同8.3%)、水力が72億kWh(同2.7%)となった。
なお、再エネの新規導入も高水準で推移しており、太陽光発電の増設は2026年上半期に8.3ギガワット(GW)に達して前年同期(7.8GW)を上回った。陸上風力発電の増設は2.5GW(前年同期2.2GW)、洋上風力発電は2025年通年で0.5GWの増設だったのに対し、2026年上半期には既に0.9GWが増設された。
再生可能エネルギー法(EEG)では、2030年までに陸上風力発電の発電容量を115GW、太陽光発電を215GW、バイオマス発電を8.4GWにまで拡大する計画である。これにより、ドイツは総電力消費量の80%以上を再生可能エネルギーで賄うことを目指している。
2026年末に現行の再エネ助成制度が期限切れを迎える中で、関連の国内法の次期改正案がいまだ提示されていない状況を念頭に、BDEWのケルスティン・アンドレアエ常務理事は、「この好調な伸びを維持するためには、再生可能エネルギー法(EEG)や洋上風力エネルギー法(WindSeeG)の審議を加速させる必要がある」と述べ、企業の投資促進に不可欠な法整備を政府に求めた。
(マリナ・プタキドウ、櫻澤健吾)
(ドイツ)
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