BYD傘下の企業、UAEの大型蓄電プロジェクトへの参画を発表
(中国、アラブ首長国連邦)
広州発
2026年07月22日
中国の電池メーカー比亜迪(BYD)傘下の比亜迪儲能(BYD Energy Storage)は7月9日、アラブ首長国連邦(UAE)の再生可能エネルギー大手Masdar(マスダール)と、総容量11.275ギガワット時(GWh)の蓄電システム供給に関する契約を締結したと発表した。Round The Clock(RTC)プロジェクト向けに蓄電ソリューションを提供する。
比亜迪儲能の発表によると、RTCプロジェクトは、UAEの首都アブダビで、マスダールとEWEC(エミレーツ水電力公社)が共同開発する世界初のギガワット(GW)級の24時間対応型再生可能エネルギープロジェクトであり、世界最大規模かつ先進的な太陽光発電・蓄電一体型プロジェクトであるとしている。太陽光発電と蓄電システムを組み合わせることで、24時間途切れることのないクリーンな電力の供給を目指す。同プロジェクトが全面稼働すると、極めて国際競争力の高い電力価格でGW級のベースロード電力を安定的に供給できる見込みで、UAEは再生可能エネルギー分野における先導的地位をさらに強化できるとしている。また、同社によると、同プロジェクトは他地域への展開が可能なモデルであり、世界的に増加するクリーンで安全かつ安定した電力需要への対応策となることが期待されているという。
比亜迪儲能は同プロジェクトにおいて、蓄電システム「BYD Haohan」を供給する。同システムは太陽光発電の間欠性を補完し、24時間安定した電力供給を可能とすることで、電力網のレジリエンス〔強靭(きょうじん)性〕向上とUAEのエネルギー転換に貢献するとしている。
なお、比亜迪儲能は2025年2月、サウジアラビアの電力会社と総容量12.5GWhの世界最大規模の蓄電プロジェクト契約を締結している。
(梁梓園)
(中国、アラブ首長国連邦)
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