タミル・ナドゥ州のカマラジャ港、運営会社がいすゞ自動車現法との契約を延長
(インド、日本)
チェンナイ発
2026年07月29日
インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイの北に位置するカマラジャ港を運営するカマラジャ・ポートは7月24日、いすゞ自動車の現地法人であるいすゞモーターズインディア(IMI)との間で、一般貨物バースを通じた商用車の輸出に関する長期契約を5年間延長したと発表した。
IMIは、チェンナイ近郊のスリ・シティ工業団地で生産した車両をカマラジャ港から中東などへ輸出している。IMIは本契約により、輸出量に連動した埠頭(ふとう)使用料の優遇を5年間受けられることとなる。
チェンナイ周辺で最大の貨物取り扱い能力を持つのはチェンナイ港で、2025年度通期(2025年4月~2026年3月)で前年度比11.5%増の20万4,165台の自動車が輸出された。一方でカマラジャ港でも18.9%増となる19万1,825台の自動車が輸出されており、チェンナイ港に迫る勢いをみせている(注)。カマラジャ港では2025年にインド初となる自動車の積み替え(トランシップメント)が行われているほか、日本の円借款によるアクセス道路の建設も進む。旧市街中心部に近いチェンナイ港が港湾機能の拡大に限界を抱える中(2024年11月29日記事参照)、自動車輸出ハブとしてカマラジャ港のプレゼンス向上が見込まれる。
ただ、カマラジャ港へつながるアクセス道路の完成は既に1年以上遅れており、現在は2027年3月までに完成予定となっている。完成車メーカーのみならず、進出日系企業にとってチェンナイ近郊の道路・港湾インフラの整備は引き続き大きな課題だ。
(注)インド自動車工業会(SIAM)の統計によると、2025年度通期(2025年4月~2026年3月)で、インド全土で乗用車90万5,200台、商用車9万4,793台が輸出されている。
(田村健)
(インド、日本)





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