ジェトロ、HOTELEX成都展にジャパンブースを初出展

(中国)

成都発

2026年07月24日

中国西南地域を代表するホテル関連製品展示会である「2026HOTELEX成都展(以下、HOTELEX成都)」が7月2~4日、四川省成都市で開催された。今回で12回目を数えた本展示会では、4万5,000平方メートルの展示スペースに中国国内外から500社以上がブースを構え、ホテル、飲食、清掃業界などのバイヤーが多く来場した。

会場は、ホテル関連製品エリア、食品関連エリア、清掃設備エリアのほか、1つのホール全体を使用してコーヒー関連エリアも設けられた。コーヒー関連エリアでは、中国のコーヒーチェーン最大手のラッキンコーヒー(瑞幸珈琲)や、個人経営のカフェなどが出展し、特製ドリンクの無料試飲を提供したほか、コーヒー豆焙煎(ばいせん)機や、マグカップの即売会も行われた。

ジェトロは食品関連エリアに180平方メートルのジャパンブースを初めて設置し、加工食品、調味料、食品原材料、酒など計19社の商品を展示して現地バイヤー向けにPRした。

ジャパンブースに出品した企業からは、「上海市や広東省広州市の展示会と比較して、来場者に占める専門バイヤーの割合が高かった」「新規顧客開拓だけでなく、同業他社の動向を知ることができた点が良かった」「新商品のテストマーケティングという点でも非常に役に立った」といった声が聞かれた。

農林水産省の統計によると、2025年の日本から中国への農林水産物・食品の輸出額は前年比7.0%増の1,799億円と、3年ぶりに増加に転じた。他方で、中国による新潟県産精米を除く10都県の全ての食品・飼料等の輸入停止措置などの影響が続いており、過去最高の2,782億円を記録した2022年の水準には依然として回復していない。こうした中、今回の開催地である成都市を含む成都・重慶地区双城経済圏(注)は、人口および経済規模ともに中国内陸部最大級の市場を形成している。日本産食品市場としても、上海市などの沿岸部の主要都市と比較してさらなる開拓の余地が大きいことから、ジェトロとしても今後のさらなる販路拡大に向けて取り組みを推進していく方針だ。

写真 ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

写真 2026HOTELEX成都展のコーヒーエリアの様子(ジェトロ撮影)

2026HOTELEX成都展のコーヒーエリアの様子(ジェトロ撮影)

(注)四川省成都市と重慶市の2大都市を中心とした中国西南地域における広域経済圏のこと。両都市ともに人口が2,000万人を超える巨大都市である。

(黒木亮佐)

(中国)

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